常連のおじいさんの思い出

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。

これは私が、パチンコ店の店長をしていた時のエピソードです。

毎日来店して、スタッフと仲良く話をしてくれるおじいさんがいました。

そのおじいさんはパチンコで勝っても負けても愛想がよく、私たちスタッフからもとても慕われていました。

ところがある日の午後、おじいさんが急に倒れ、顔が真っ青なまま意識を失ってしまったのです。

インカムからは、騒々しく叫び声が響いていました。

「店長!大変です!おじいちゃんが意識不明です!死人の様な顔色になってます!急いで救急車を呼んで下さい!」

私は急いで救急車の手配をし、現場に駆けつけました。

そこには、本当にやばい!と感じる顔色で、おじいさんが倒れていました。

下手に動かすこともできず、救急車を待ちながらヤキモキしていました。

5分程で救急車が到着し、病院へ運んでもらいました。

幸い命は助かり、家族の方も挨拶に来られ、無事平穏な日々を取り戻しました。

おじいさんは心臓病を患っており、毎日12時には薬を飲まないといけないらしいのですが、その日はド忘れしてしまったのが倒れた理由でした。

その日から、毎日12時になると、お水を持って行き、おじいさんに「薬の時間ですよ!」と言って、飲んでもらうのが店の風習になっていました。

そんな、おじいさんが、ある日を境に全く来店されなくなったのです。

最近見てないけど、どうしたのかな?

と、皆で心配していたのですが・・・・・

突然来なくなったおじいさん。

おじいさん大丈夫かな?と心配する日々が続いていました。

そんなある日、そのおじいさんのご家族の方が、挨拶に来られたのです。

神妙な面持ちで・・・・・

「実はうちの祖父は、○日に他界しました。

 もともと心臓が悪かったのですが、年齢的なこともあり、しばらく入院していたのですが・・・・・

 生前は○○店さんには、本当にお世話になって、年を取った祖父の唯一のやすらぎの場所だったんです。

 祖父が散歩に行ってくると言うと、大丈夫か?と心配していたのですが、○○店に行ってくるというと、私たちも安心して送り出すことができていました。

 本当にありがとうございました。」

と、いう様な話でした。

その他にも、○○店の△△君は、息子の若い時に雰囲気が似ているだとか、△△ちゃんは愛想が良くて孫にしたいだとか、いつも店の話をしてくれていたそうです。

何よりも嬉しかったのは、隠居生活をしていて、何の趣味も無いおじいさんが、○○店で老後を有意義に楽しく過ごすことができたとお礼を言われたことでした。

わざわざ、そのことをご家族の方が、報告に来てくれるなんて!!という感謝の気持ちでいっぱいでした。

パチンコ店というだけで、バッシングされてしまう時代ですが、この時は本当に涙がこぼれました。

悲しみ半分・ありがたさ半分で!

この時の出来事は、自分の職業に誇りを持てる経験であったと思います。

社員もアルバイトも含め、ここで働いていて良かったね。

そんなことを言い合えた出来事でした。

あなたのお店では、どんなエピソードがありますか?

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