感動というもの

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。


パチンコ店での主任時代、毎日ホールに出て箱交換に出玉交換、機械トラブルに清掃業務と忙しく働いていました。

そんな日々の中で、悩みというか迷いを抱く様になっていました。

おそらく多くの社員さんや主任さんも、同じ様に思ったことがあるのではないかと思います。

その迷いというのは、

“目を覚まして店舗に行く。

 朝礼をすればホールへ向かう。

 昨日と同じ様な環境の中、特に変化は無い。

 箱の上げ下ろし、札処理、台トラブルの対応、一礼・・・・・

 昨日と同じ業務を、昨日と同じ段取りでこなしていくことの繰り返し。

 昨日の自分と今日の自分に、変化は無く成長も無い。

 このまま、この箱の中で過ごしていていいのだろうか?

 俺は何のために働いているのだろうか?

 この平凡な一日を繰り返し、年老いていくのだろうか?

 どうすればいいんだ!!!!!”

という様なものでした。

日々の中で刺激が無く、精神的に落ち込んでいたのだろうと思います。

そして、私はその胸の内を社長に打ち明けました。

もしあなたが社長、もしくは上司で、部下からこの様なことを告白されたとしたなら、何と答えますか?

みんな、同じ様に思っているんだら頑張れよ!・・・・・ですか?

君は気づいていないだけで、昨日より成長しているんだよ!・・・・・ですか?

俺も頑張るから、一緒に頑張ろうよ!・・・・・ですか?

ストレスが溜まっているな!パッと飲みにでも行こうか!・・・・・ですか?

これが正しいという答えは無いと思います。

ただ、その時に社長から言われた言葉で、じゃあ しばらく必死に頑張ってみようか!と思えたのです。

社長はこんな話をしてくれたのです。

「蔀!迷った時はな、何も考えずに無我夢中になってみろ!

 必死になって、無我夢中でホールの中で、働きまくってみろ!

 必死にお客さんと接して、必死にお客さんのことを考えて、必死にお客さんが楽しめる様に動いてみろ!

 そこから生まれてくるものがあるから!

 騙されたと思って1回そうしてみろ!

 もう余計なことは何も考えず、ただ無我夢中になって、我武者羅になって、必死のパッチになってホールに出てみろ!

 それを一週間実行して、もう1回話をしようや!」

と、いうものでした。

「な~んだ!」とがっかりされた方もおられるかもしれませんが、私は騙されたと思って実際に実行してみました。

一週間だけは、余計なことは考えず、ただホールでお客様のことを考えて、必死で動いて、必死で接っしようと決めました。

その結果、一週間後に私の迷いは消えていたのです。

なぜなのでしょうか?

なぜ私の迷いが消え、心がすっきりしていたと思いますか?

・・・・・1週間後に再び社長と話をしました。

「どや?蔀!

 一週間無我夢中になったか?

 フムフムフム・・・・・

 蔀、人はな、感動せな、生きていかれへんのや。

 じゃあ、人はどういう時に感動を覚えると思う?

 フムフムフム・・・・・

 感動ってな、好きな芸能人に会ったとか、人に優しくされたとか、色々とあると思うけど、本当の感動は物事に対して真剣になって、我武者羅に無我夢中になって、必死こいてやって、それで結果が出た時に本当の感動があるんや。

 好きな女の子とつき合える様になったとするわな。

 それが、簡単に向こうから寄って来てつき合う様になったのと、必死で頑張ってやっとこさつき合える様になったのと、結果として同じやけど、どっちの時の喜びが大きいと思う?

 フムフムフム・・・・・

 そういうことや。

 だから、ホールでもそうや。

 必死こいてやったから、お客さんから「ありがとう」って言ってもらえた時に、涙が出るくらいうれしいし、 必死こいてやったから、お客様が喜んでくれた時に、めちゃくちゃ嬉しいんや。

 必死になって出た結果に、それが成功でも失敗でも感情が動くんや。

 その感情が動くのが、“感動”なんや。

 イベント一つでもそうやろ!?

 必死こいて考えて、必死こいて準備して、必死こいで迎えた当日、お客さんが来てくれたらめちゃくちゃ嬉しいし、来てくれへんかったらめちゃくちゃ悔しいやろ。

 必死になってなかったら、お客さんが来てくれても当然やと思うし、来てくれなくてもこのイベントは失敗やな!で終わってしまうんや。

 そうじゃなくて、色んな感情を動かしながら、日々生きていかなあかんのや。

 そうして生きていく内に、次のステージに昇っていける様になるんや。」

という話でした。

みなさんはグランドオープンの経験はありますか?

オープンの時、お客様が来てくれた時、泣いてしまいませんでしたか?

それは必死で準備したからなんですよね。

成功しても、失敗しても、特に何も感じないなんてことはないですか?

それは心が澱んでいるんですよ。

マンネリ感を感じたなら、一度何も考えず、我武者羅に、必死のパッチに、無我夢中になることをおすすめします。

あなたは、あなたの部下は、必死のパッチになっていますか?

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です