＜やる気エネルギー「かい・えん・たい」を注入する人になれ＞

大義名分①
“たい”とは、“大義名分”のことです。

大義名分というのは、その仕事をする意味や理由のことです。

人は意味のないことはしたくないものです。

無意味な行動を強要されるなど、もってのほかなのです。

無意味だということは、人の気を狂わす程のマイナスエネルギーを持っているのです。

無意味な行動というのは、囚人への拷問でも使われていたそうです。

スコップで、地面に穴を掘り続けさせるのです。

ただ、意味もなく、ひたすらに・・・・・

そして、ある程度掘り終ったなら、その穴を埋めさせて、再び別の場所に穴を掘り続けさせるのです。

これを続けていると、囚人は気が狂うそうです。

もう一つ例があります。

大きな皿に豆がたくさん入っています。

それを箸でつかみ、もう一つの皿に一つひとつ移していくのです。

移し終ると、再び箸を使って、元の皿に移動させるのです。

それを延々と繰り返してやらせると、これも気が狂うそうです。

それくらい、人は意味のないことができないのです。

先程の“快感”は、自分の存在の意味のことです。

この“大義名分”とは、自分の仕事の意味のことです。

「何をやるか」ではなく、「なぜやるか」を明確に伝えることなのです。

大きく言うと、ビジョンや経営理念にあたる部分でもあります。

（つづく）

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春！！野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）