それぞれの部下に対して
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
部下教育において、部下それぞれに応じた教え方をしていますか?
手取り足取り、マニュアルを教える様に1から10まで教え込む。
新人に対しては、その方法が適切かもしれませんね。
けれど、いつまでも手取り足取り教えていても人は育ちません。
ある程度の経験を積んだなら、自ら考えることをさせないと、自分からは動かない指示待ち族を育ててしまいます。
時には、仕事を塊で渡し、権限と責任を与えることも大切です。
もちろん、その人のレベルに合わせてですよ。
ある社長が言っていました。
「会社で働いていた頃に、様々な上司の下で働くことができた。
いつも手取り足取り教えてくれた上司もいた。
こちらが質問するであろうことを、あらかじめ説明してくれていたので、とても仕事はやりやすかった。
反対に指示だけ出して、他には何も教えてくれずに外出して行く上司もいた。
質問をしようにも、その場所にいないので質問すらできなかった。
この異なるタイプの上司の下で働いている時に、自分が成長できたな!と思えるのは・・・・・
後者の何も教えてくれない上司の下にいた時だった。
それは、どうすれば良いのか分からないので、人に聞いたり調べたり、必死になって勉強をしたから。
手取り足取り教えてくれた上司の下にいた時は、安心して言われた通りにしているだけで良かったので、自分が成長する様なことは何もしていなかった。」
ということでした。
部下のレベルに合わせて、課題の与え方は異なってくるのです。
まったくの新人には、手取り足取り教えていく。
少し経験を積んだなら、部分的なところを任せる様にしていく。
それなりの経験を積んだなら、目的を提示して手段は任せる。
時には、無茶振りをすることもあるかもしれません。
進捗具合の確認もレベルによって変わってきます。
同じキャリアであっても、その人の能力や特性によって変わってくるでしょう。
その中で、小さな成功体験を積ませることも大切です。
時には失敗させる方が、その人にとってプラスになることもあります。
現状の力で達成できるであろう仕事を与えることもあれば、少し背伸びしないと達成しない仕事を与えることもあるでしょう。
メンタル的に弱っている状態なら、責任のある仕事は与えない方が良い時もあります。
上司は、そんな部下一人ひとりの状況を把握し、部下との信頼関係を築きながら仕事を進めていかなければならないのです。
あなたはそれぞれの部下に対して、どんな仕事の与え方をしていますか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)