一つのタイプしか認めない組織

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。

昔の話ですが、パチンコ業界でこんな企業組織があったそうです。

その企業は・・・・・現在はもうありません。

しかし、失敗した企業から学ぶところはありますよ。

その組織は一つのタイプしか認めない組織だったそうです。

そのタイプとは社長に迎合するタイプです。

要は“イエスマン”ですね。

社長は機械戦略と釘調整が最重要事項だと考えていました。

その結果、営業施策は機械戦略と釘調整にピントが当てられ、イベント企画や接客サービスは蚊帳の外という状態でした。

時代的にそれで良かった時期もありましたが・・・・・

社内において、お客さんとの関係性を築き、とても信頼され人気のある社員がいました。

ところが、その社員は社内で評価されることはありませんでした。

そんなことより、機械のデータを分析しろよ!という風土でした。

パチンコ店運営においての機械戦略や釘調整は、飲食店で言うと料理という商品ですのでとても大切なことです。

それを否定しているのではありません。

そんな組織の中にも、「これからの時代は、もっと総合的に取り組んでいかないといけない!」と思っている社員もいたそうです。

ところがその社員は、社長の前では「総合的なことではなく、機械戦略と釘調整が大切なんです!」と言い切っていたのです。

考えと言葉は裏腹なのですが、社内での(というか社長からの)評価は上々でした。

やがて、組織内における主要人員は、

数字に強い理論家。

機械に詳しい理論家。

釘調整が上手な理論家。

という似たタイプばかりになり・・・・・

新しいことを企画する発想家。

チームをまとめて改善をする改革家。

お客さんの人気者になる愛嬌家。

そういったタイプの人財がいなくなってしまったそうです。

少しずつ、理論はあるけれど、実行部隊がいないという状態になってしまい、最終的にはその理論家タイプの人もいなくなったそうです。

あなたは、どんな人財を求めていますか?

一つのタイプに偏っていませんか?

「一つのタイプしか認めない組織はいつか限界が来る!」

と、思うのは、私だけでしょうか?

「うちの会社は色んなヤツがおって面白いな!!」と、言える組織作りをしたいものです。

あなたの組織には色んなタイプの人財が存在していますか?

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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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