人間なんて

おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

ある部下の独り言です。

「今の店長は、答えを教えてくれないから行動が遅くなってしまうな！

　前の店長は、質問したら、いつも明快な答えを出してくれたのにな！

　だから、僕の知識も増えたし、勉強になったことがたくさんあったよな！

　今の店長は、質問してもヒントは言ってくれるけれど、結局自分で答えを出さないといけないからな！

　まだ、経験も浅くて、答えを出せないのに・・・・・

　さっさと指示をしてくれたら、すぐに行動に移すのに！」

あなたはどう思われますか？

あるいは、自分はどちらのタイプの上司でしょうか？

答えを教える上司でしょうか？

答えは教えない上司でしょうか？

吉田拓郎の歌に、“人間なんて”という曲があります。

(7) Takuro Yoshida (よしだたくろう) – 人間なんて (1971) – YouTube

人間なんてラララ・・・・・人間なんてラララ・・・・・

という感じで、歌詞がほとんどないんですね。

「何やこの歌は！　ラララばっかりで結局人間は何やねん？　分からん歌や！」という評価をする人もいます。

上の悩んでいる部下と同じ目線ですね。

この曲を聴いて、あなたはどう思うでしょうか？

分からずに不満でしょうか？

人間とは、美しいものですよ！という歌詞なら満足でしょうか？

人間とは、儚いものですよ！という歌詞なら満足でしょうか？

上司の役目は、その“ラララ・・・・・”を教えることではないと思います。

人間とは何なのか？

それは、自分自身で考えて下さい。

ラララ・・・・・のメロディの中から、自分なりに感じ取って下さい。

上司の役目は、部下に考えさせることだと思います。

その店長はきっと、こう思っていると思います。

「答えを教えるのは簡単！けれど、答えを教えると自分のものにはならない！

　次の新たな障害に出会った時に、また答えを求めてしまう人間になってしまう！

　答えを聞いた時点で、思考回路はストップする！

　そうではなく、思考回路をフル活用させて、自分で答えを導き出すんだ！

　方向付けや道標は、いくらでも話してやる。

　けれど、その答えを出すのは自分自身なんだ！

　自分自身で出した答えだからこそ、そこに責任感が生まれてくるんだ！

　人に出してもらった答えに、責任を感じたことはないだろう！

　それは、答えを出した人の責任だと、気楽にやってきただろう！

　次のリーダーになる君は、それではいけないんだ！

　頑張って悩んで！自分なりの答えを導いてくれ！

　その時には、“よくやった！”と、歓喜の声を上げてやる！」と・・・・・

もちろん、新入社員やまだまだ未熟な社員には、手取り足取り教えてあげないといけませんよ

あなたは部下に考えさせていますか？

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