社員研修ブログ（１１６９号）その恐怖の正体
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とあるパチンコ店のＡ社員の話です。
Ａ社員は苦手意識が強く、なかなか新しい取り組みをすることができませんでした。
スタッフを取りまとめるのが苦手。
ＰＯＳ操作をして、お客さんと接するのが苦手。
みんなの前で話すのが苦手。
・・・・・・・・・・
その苦手意識とは・・・・・
やったことがないものが苦手！
というものでした。
何か大きな失敗をして、苦手意識を持っているということではありませんでした。
じゃあ、初体験をしてみよう！ということで、苦手だと思っているものに取り組むことになりました。
苦手なスタッフがいたので、そのスタッフの面談を担当することになりました。
面談が終わると、「思っていたより素直な子で、色々と話をしてくれました！」ということで、その子への苦手意識は薄まったそうです。
その子とゆっくりと話をしたことがなかったので苦手だと思い込んでいただけなのです。
ＰＯＳ操作をして、お客さんとも接することもしました。
最初は冷や汗を流しながらの対応でしたが、慣れてみれば大したことはありませんでした。
その後、系列店舗にしばらくの間、応援に行くことになりました。
最初は知らない店舗。
初めて働くので何も知らない・・・・・だから・・・・・苦手！
という意識がありました。
しかし働いてみると、親切な従業員ばかりで、系列店舗で働くことが楽しく感じる様になったのです。
人は恐怖を感じることがあります。
それは知らないものに抱く感情です。
振り返れば私もそうでした。
初めてセミナーをした時や、初めて研修講師として一人で研修をした時に恐怖を感じました。
そして、その恐怖は、恐怖に取り組むことによって恐怖ではなくなりました。
セミナーをしてしまえば・・・・・研修をしてしまえば・・・・・
恐怖ではなくなるのです。
学生の時もそうです。
振られたらどうしようと、告白することが恐怖でできない・・・・・
その恐怖をなくすためには、告白するしかないのです。
振られれば恐怖はなくなります。
振られたんだから、今更失うものはありません。
告白しない限り、おつき合いするという可能性は、ほとんどないのですから。
話は少しズレ気味ですが・・・・・汗
その知らないことに苦手意識を持っている彼。
とりあえず体験してしまえばいいのです。
やったことのないことを、やればいいのです。
その経験値が増えれば、苦手意識も薄れていくでしょう。
だって、やったことのないものに、苦手も得意もありませんから。
苦手ではないのです。
ただ、ちょっと恐れているだけです。
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蔀 晋輔（しとみ しんすけ）
