社員研修ブログ（１１７０号）社内のライオンとシマウマ
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従業員の数が増え部下の数が増えれば、人間関係のトラブルが発生するのが常です。
その中で、社員の立場で冷静に出来事を捉えられていますでしょうか？
時に、一定のグループに偏って、客観的な判断ができなくなっている上司を見掛けることがあります。
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テレビで、野生の動物のドキュメンタリー映像を観ています。
ライオンの親子の映像です。
母親が子どものために獲物を捕獲しようとしているのですが、なかなか捕獲することができません。
子どものライオンは飢えてきており、体力も消耗しています。
おまけに雨も降らず、もう限界にきています。
そんな時に目の前に現れたシマウマの親子。
このチャンスを逃すと、もう獲物にありつけず死んでしまうかもしれません。
お母さんライオンは気配を消して、少しずつシマウマの親子に近づいていきます。
これがラストチャンスです。
多くの人は、獲物を捕獲して子どものライオンを助けてあげたい。
そう思うのではないでしょうか？
「気づかれないで！もっと近づいて！」なんて・・・・・
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またまたテレビで、野生の動物のドキュメンタリー映像を観ています。
シマウマの親子の映像です。
母親のシマウマは、敵が来て子どもが襲われない様に周りを警戒しています。
子どもを安全な状態で、草を食べられる様に周りを見回しています。
しかし、その場所の食糧がなくなり、別の場所へ移動しなければならなくなりました。
新しい食事の場所は、ライオンが出る可能性の高い場所です。
しかし、子どもは長い間、食事を取れていません。
このままでは、親子揃って倒れてしまいます。
そして、親子は気配を消して新しい食事の場所へ出掛けます。
周りに全神経を集中しているおかあさんシマウマ。
そのシマウマの親子を見つけたライオンの親子。
気配を消して、シマウマ親子に近づいてきます。
鋭いまなざしで、シマウマをロックオンしたライオン。
多くの人は、シマウマ親子が逃げることを望むのではないでしょうか？
「早く気づいて！逃げろ！」なんて・・・・・
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同じ事実なのに、片やライオンを応援したり・・・・・片やシマウマを助けたいと思ったり・・・・・
あなたはどんな立場でどんな事実を見つめて、どう解釈していますか？
その立場でそう思うことは間違ってはいません。
ライオンの立場に立った映像を観て、ライオンを応援してしまう。
シマウマの立場に立った映像を観て、シマウマを応援してしまう。
それは間違いではないけれど、地球規模でみると偏っているのかもしれません。
社内での人間関係のトラブルの解釈も、店舗規模や企業規模で見ると偏っているのかもしれません。
どちらか片一方の立場にしかなれない者を、器が小さい者という。
両方の立場を理解して対応することができる者を、器が大きい者という。
あなたは社内のライオンやシマウマを、どう共存させていきますか？
その事実のあなたの解釈は適正な解釈ですか？
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