第52回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!

<信頼される人になれ>

法則② 自分が仲間の人生の名脇役になる
(仲間の「大切なもの」を大切にする)

仲間の価値観②

人は価値観のちがいと同時に、性格も異なります。

価値観が様々ですので、人のタイプも様々です。

例えば・・・・・部下の中でもこんなタイプに分かれていたりしませんか?

“叱られて伸びるタイプと、褒められて伸びるタイプ”です。

あなたはどちらのタイプに近いでしょうか?

私は完全に褒められて伸びるタイプです。

言い換えると、おだてられて木に登る豚タイプです。(笑い)

野球で例えるなら、ノックの練習の時には、

「おっ!蔀、今の捕れたか!凄いぞ!プロになれるんちゃうか!

 じゃあ、次のも捕れると思うぞ!

 ちょっときつ目にいくけどお前やったら大丈夫や!」

なんて言われると、調子に乗ってボールに食らいつきに行くタイプです。

そんな私が、

「コラー!蔀!何しとるんや!そんなボールが捕れんでどうするんや!

 これくらい取れて当然やろ!

 やる気はあるんか!やる気がないんやったらやめてまえ!」

という教育をされると、その瞬間に、「やる気がないのでやめます!」と言ってしまいます。

では、叱られて伸びる人はどうなのか?

「クソー!

 いつか監督を見返してやる!

 次のボールは絶対に捕ってやる!

 見てろよ!」

と闘争心に火がつくのではないでしょうか?

そんなタイプを褒めて育てようとするとどうなるのか?

実際にそういうタイプの知人が言っていました。

安心して努力しなくなるということです。

それぞれの価値観によるタイプに応じて対応することが、リーダーとしては大切になってきます。

自分が褒めて育つタイプだからといって、すべての部下を褒めて育てようとする。

逆に、自分が叱られて育つタイプだからといって、すべての部下を叱って育てようとする。

そして、価値観によるタイプの異なる部下は辞めていき、ふと周りを見ると自分と同じ様なタイプの人間しかいない。

うちの会社は個性がないな!と嘆いているのは、自分がそういう部下しか留めてこなかっただけなのかもしれません。

(つづく)

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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