第60回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<信頼される人になれ>
法則② 自分が仲間の人生の名脇役になる
(仲間の「大切なもの」を大切にする)
仲間の「大切なもの」を大切にするということは?②
もう一つ、私の話をします。
私は松山千春の大ファンで、高校生の時から春と秋のコンサートは無遅刻無欠勤で参加しています。
私にとってのコンサートは、普通に楽しみに行くとかそういうものではなく、もっと特別なものがありました。
少し大袈裟ですが、千春のコンサートに行くために半年間頑張って生きているという感じでした。
半年間一生懸命に働いて、コンサートに行って溜まったストレスを発散して、その先の半年を頑張って生きる。
コンサートに行かないのであれば、その半年間を頑張る意味がないくらいのものでした。
学生時代はアルバイトですので、前もって休みの申請をして何があっても休んでいました。
社会人になってからは・・・・・
私は人との縁にはついている様で、常に上司や先輩、同僚がそのことに関して理解してくれていました。
私の仕事は早出と遅出の交代制勤務でしたが・・・・・
コンサートの時には公休日か早出勤務にしてもらえていました。
時には終礼はしておくので、早くコンサートに行って来いと言ってもらえることもありました。
「その変わり、明日からまた頑張ってくれよ!」
「分かりました!任せておいて下さい!」
そんな感じです。
もし、上司やシフト担当者が、「仕事は仕事、プライベートはプライベート、コンサートという遊びを優先するわけにはいかない。」と遅出に入れられたとしたなら、まだ若くて働くこととは何か?も分かっていない年代です。
正直、辞めていたかもしれません。
まだ若く、仕事は他にもあるだろう。
けれど、千春の今日のコンサートは今日しかないんだ!
そんな気持ちでした。
恥ずかしい気持ちになってしまう話ですが、それにより私の仲間への信頼感、また、仲間に対して手助けをしたいという気持ちも小さくありませんでした。
それがチーム内での信頼関係につながっていったのです。
そう言えばこんなことがありました。
それはまた次回。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)