第81回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<共感される人になれ>
理念のある人②
かつての私の上司である店長は、こんな理念を持っていました。
「ミッション」
・現メンバー全員が会社の幹部になる。
どこよりも高い報酬と、豊かな私生活(家族との生活)を実現する。
・時代に乗っ取った新しい事業を展開し、力のあるものは独立起業していく。
・出会ったメンバーとは永遠に仲間として、一生の友としてつながっていく。
「ビジョン」
・一店舗目の店を成功させる。
・1年で軌道に乗せて二店舗目を出す。
・3年以内に三店舗目を出店し、年間一店舗の出店を実現する。
・10年後に十店舗。
・本社機能の確立。
・20年後に二十店舗。
「バリュー」
・24時間体制で働く。
・出店資金を貯めるために贅沢はしない。
・業界初の取り組みを行う。
・メンバー同士助け合う。
・成功するまであきらめない。
・困難を楽しむ。
・ラーメン屋で夢を語る。
今思えば、こんな感じだったということです。
上司が自分の「ミッション」はこうであると語ったわけではありません。
ただ、普段の会話の中で、それが意味することを語っていたということです。
自分たちはどこに行こうとしているのか?
そのために、近い将来はどういう姿になっていないといけないのか?
そのために、今、すべきことは何なのか?
それが、全メンバーの中で共有されていたということです。
その理念に共感し、また、その理念を掲げる上司に共感していたのです。
リーダーは旗を振る立場です。
どこに向かって旗を振るのか?
これもリーダーにとって、大切なものなのです。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)