第113回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<挫折しても諦めない人になれ>
パラダイム(世界観)のシフトアップ②
前回からの続きになりますが・・・・・
仕事において、私も似た様なパラダイムを持っています。
それが高額な経費が掛かるとなると別なのですが、日常の取り組みに関しては何でも試してみるタイプでした。
サラリーマン時代などは、
「やったことがないのでどういう効果が出るのか分からない。
もっと検証するために、今回は中止にしよう。」
という意見に対して、
「やったことがないのですから、どんな効果があるのかは分かりません。
それをいくら検証したところで、何も分かることはありません。
やってみれば、データが出るので検証しやすくなります。
データを取るためにも実行しましょう。」
「失敗をしたらどうする?」
「失敗ではないです。
データを取るんです。
データが手に入るわけですから、それを次のステップへの材料にします。」
そんなことを言っていたことがあります。
私の知っているあるリーダーは、失敗という出来事に対して、こんなパラダイムを持っています。
「成功の確率が100分の1なら、失敗をする度にその確率が上がっていく。
1回失敗すれば、成功の確率は99分の1になる。
10回失敗をすると、90分の1の確率に。
失敗をすればする程、成功の確率が上がる。
99回失敗したなら、次は成功するのだから、どんどん失敗をすればいい。」
というパラダイムです。
何も考えずに取り組んで失敗するのはよくありませんが、全力を尽くしての失敗は成功に近付いているというパラダイムなのです。
また、別のリーダーはこんなパラダイムを持っています。
「失敗というのは、失敗して止めてしまうから失敗になる。
失敗しても、挑戦し続けていればまだ途中経過。
何の結果も出ていない。」
というパラダイムです。
諦めてさえいなければ、挑戦中ということになるというパラダイムです。
ですので、彼の中で諦めてさえいなければ、自分の人生に失敗はなかったと言い切ってしまうのでしょうね。
彼らをリーダーに持つメンバーは恵まれていますよね。
何でも挑戦できそうです。
メンバーが自発的でなく、何も挑戦しないと愚痴をこぼしている人は、ひょっとすると自分の持っているパラダイムに原因があるかもしれませんよ。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)