第122回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<挫折しても諦めない人になれ>
誰かに助けられている④
エピソード④
夏山副店長(男性・仮名)は、決断力があり、即行動に移して問題があればすぐに修正をする部下から尊敬されている上司でした。
研修では、そんな夏山副店長を絶賛するコメントが多く出ていました。
しかし、自分が助けられたエピソードでは、こんな話をしてくれたのです。
「みなさんは私のことを、良く言ってくれているのですが・・・・・
実は、私は仕事の中で悩むことが多く、決断をすることができない人間でした。
悩むと行動が止まってしまい、何もしない様になってしまうタイプだったのです。
もう何もできないのなら、会社を辞めようかと思ったこともありました。
・・・・・それを店長に相談したことがあるんです。
その時に言われたのが・・・・・
“お前は迷っているだけじゃないか?
答えのない悩みの中で、すぐに結論を出せるわけがないじゃないか!
ジャンケンで、グーを出そうか、パーを出そうか、チョキを出そうか?迷って、ジャンケンをしていないだけじゃないか?
もう、ジャンケンをする時にきているんだから、迷っていないで何かを出すしかないんじゃないか?
負けたっていいじゃないか。
ジャンケンで何も出さなければ100%負けだけど、何かを出せば勝つ可能性は0じゃないんだから。”
ということなんです。
そして、気づいたんです。
私はそれを実行しようか?それとも、しないでおこうか?
どれを選択しようか、迷っていただけだということを・・・・・
私は、悩んでいなかったんです。
何も悩んでいなかったんです。
ただ、ずっと悩んでいるつもりでいただけなんです。
右に行こうか?左に行こうか?・・・・・と。
悩むなんていうのは、もっと難しい問題で、もっと高貴なものなんだと思います。
私ごときが悩むというのは、おこがましいものだと気づきました。
それからは、迷っても答えを出す様にしていきました。
グーか?パーか?チョキか? どれかを決めてジャンケンをしようと決めました。
そして、グーを出して負ければ、すぐにチョキに変えます。
仕事は流動的なので、すぐに方向を修正すればいいだけです。
それを実行している内に、それが当たり前になって、悩んでいるつもりにはならなくなりました。
それと、その迷いに対して決断をした時には、迷いが解消されることも知りました。
仕事をする上で、へこんでは何も行動できなかった自分は、店長のアドバイスで助けられました。
そのアドバイスがなかったら、多分、まだ副店長にもなってなかったと思います。
店長には、とても感謝しています。」
悩みだと思っているものの多くは、料理のメニューを決めるのと同じで、どれにしようか?迷っているだけなのかもしれませんね。
夏山副店長は、それを店長からのアドバイスで気づき救われたのでした。
(つづく)
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野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)