第126回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
野外で!楽習チームビルディング
日本褒め言葉カード協会の藤咲徳郎&シナジーアークの蔀晋輔の、ジョイント合宿研修
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https://synergy-ark.com/yagaigakusyuu.pdf
<挫折しても諦めない人になれ>
誰かに助けられている⑧
エピソード⑧
研修の中で、アルバイトスタッフの東山さん(女性・仮名)が、今までの人生で誰かに助けられ、最も感謝していることについて、こんな話をしてくれました。
「私は現在、29歳で、結婚もして平凡な家庭を築いています。
でも、それができる様になったのは、母親のおかげです。
10代の頃、恋人を交通事故で亡くしたことがあります・・・・・
その頃は、家を出て一人暮らしをしていました。
その時につき合っていた人です。
同棲はしていませんでしたが、母親も会ったことがあり、仲良くやってくれていました。
そんな平和な日々を送っていたのですが・・・・
その恋人が、突然、この世からいなくなってしまいました・・・・・
突然の出来事で・・・・・
何が現実で、何が現実ではないのか?
まったく分からない状態になっていました。
仕事にも行けず・・・・・
ただ、落ち込んで、泣いていたと思います。
そんな状態の時に、母親はずっと家にいて、私と一緒に生活をしてくれていました。
何も言わず・・・・・
ただ、食事を作って、洗濯をして、掃除をしてくれて・・・・・
何も話さずに、一緒にご飯を食べて・・・・・
そんな生活を続けてくれていました。
年月が経って、私も立ち直れそうになった時に、母親の気持ちに気づきました。
娘が心配で、けれど、何もしてやれなくて・・・・・
自分にできることは、ただ、そばにいて見守ることだけ・・・・・
そんな気持ちだったと思います。
そんな母親の気持ちに気づいた時に、立ち直れたのだと思います。
頑張って、生きていこうと思えたのです。
我慢強く、見守ってくれていた母親に、とても感謝しています。」
東山さんは、母親が何も言わなかったことに感謝していると話していました。
女性社員は涙ぐみながら、受講生も涙を浮かべながら、その発表を聴いていました。
何も言わなくても、伝わることもあるのでしょう。
また、何かを話していたとしても、彼女は母親に感謝をしていたのだと思います。
大切な人を失った時に、また、大切な人に救われたのでした。
(つづく)
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野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)