第59回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!

<信頼される人になれ>

法則② 自分が仲間の人生の名脇役になる
(仲間の「大切なもの」を大切にする)

仲間の「大切なもの」を大切にするということは?①

では、仲間の「大切なもの」を大切にするというのは、どういうことなのでしょうか?

仲間の好きなものを自分も好きになるとか、仲間の趣味と同じ趣味を持つということではありません。

仲間の「大切なもの」を、「そうなんだね!それを大切にしているんだね!」と受け入れること。

そして、無関心にならず「それのどこが素晴らしいの?」「どんな楽しみ方があるの?」と関心を持つこと。

もし、自分の「大切なもの」と共通するものであれば、賛同したり一緒にやってみるのも良いでしょうね。

家庭を大切にしている仲間がいれば、仕事帰りに誘うのをひかえてあげる。

車を大切にしている仲間がいれば、その車に乗る時は丁寧に乗車する。

音楽バンドを大切にしている仲間がいれば、ライブなど応援に行ってみる。

映画鑑賞を大切にしている仲間がいれば、お得情報があれば教えてもらったり、教えて上げたり・・・・・

自分の成長のためにスキルアップをすることを大切にしている仲間がいれば、自分がためになった本をプレゼントしたり、セミナーや研修の情報があれば教えてあげる。

など、些細なことでも自分の「大切なもの」を大切にしてもらえると嬉しく、大切にしてくれた人への信頼度も上がるものです。

私が30代の頃、離婚をして店舗の2階にある寮に住んでいたことがありました。

月に一度は幼い娘たちを寮に招いて、一日を過ごすのが私の大切にしていた時間でした。

その時に同じ寮に住んでいた上司や先輩が、子供たちを可愛がってくれたのを今でも忘れていません。

お菓子をいただいたり、一緒に遊んでくれたり、わざわざおもちゃを買って来てくれた上司もいました。

そんな、私の「大切なもの」を大切にしてもらえたことがとても嬉しく、次は自分が恩返しをしようと思っていたものです。

仲間の人生の名脇役になるということはそういうことであり、仲間との信頼関係を築くための大切な行動なのだと思います。

(つづく)

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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