Field Training

野外研修

野外研修とは?

野外研修は
頭で考える研修ではなく、
心で感じる 研修
1971年に人間関係作りを目的に、アメリカで開発されたのが野外研修の始まりです。その特徴は、大自然の中で体を動かしながら、自らが学び気づきを得るというところです。一般的な研修では、室内で行われ、講師がノウハウ的な話をするセミナー研修があります。また、ワークショップをしながら、ディスカッション形式の研修もあります。どちらも講師が教え、講師が受講生に答えを与えるスタイルが多くなります。

野外研修では、プログラムの説明や振り返りの進行は行いますが、答えを教えることはありません。
受講生たちが体験の中で、感じたことを話し合い、自分たちで自分たちの答えに辿り着くのです。


プログラムは体を動かしますが、アウトドアでサバイバル的なことをするわけではありません。
楽しいゲームの様なプログラムです。
その楽しいゲームそのものに、チーム作りには欠かせない要素が多く含まれています。

プログラムに取り組むことが、体験となり、頭で考えるのではなく、心で感じる研修を創り出します。
一人ひとり異なる感情(良い感情も悪い感情も含めて)や考えを共有することで、チームとしての絆が深まっていくのです。

野外研修の特徴

自分たちで気づき、
答えにたどり着く
会議室で行う研修ではなく野外で行う研修は、自然の中をステージとしているため、その転地効果を最大限に活かすことができます。
インプットとアウトプットを繰り返すので定着する
自分たちで考えて行動し、ふりかえりでインプットとアウトプットを繰り返すので定着率が高い研修です。
非日常空間の中で、身体と思考の紐付を合計約9回ほど行います。2日間かけて繰り返し行う設計となっているため、非常に強いコミュニティが形成されます。同時に、研修後も学びや気づきを思い出せる仕組みになっています。
チームの成り立ちから成長を実感できる
通常は人が集まっただけではチームにはなることはできないのですが、野外研修ではタックマンモデルの4段階を一泊二日で体験することでチームになっていきます。
チームができてからパフォーマンスを発揮できるまでの「形成期」「混乱期」「統一期」「機能期」を体験することで、一気に成果を出すチームになります。
ラーニングピラミッド

野外研修が
必要とされる背景

職場では、様々な価値観の社員同士で、目的や目標を共有して仕事をしなければなりません。しかし、多くの企業ではこのコミュニケーション不足により、多くの問題が発生しているのが現実です。現代社会はSNSの発達やIT化により、直接的な従業員同士のコミュニケーションが減少しています。隣の席にいるのに、メールで連絡をするという人がいるという有名な話もあります。そのために真の相互理解が欠如し、その歪みが拡大しているのが現実なのです。

野外研修では、一泊二日で“同じ釜の飯を食った仲間”という意識を持つことができます。
そのため、研修を終えて日常に戻った時に、密度の濃いコミュニケーションの元、仕事に就くことができるのです。
受講後に「お互いに関心を持って話をする様になりました!・・・・・どんな魔法を使ったのですか?」と驚かれることもありました。
自然の中での効果を活用しているため、無理のない自然体で心を開き合うことができるからなのです。

野外研修体験型の
重要性

「研修後のモチベーションは高かったが、すぐに元に戻ってしまった!」という話をよく聞きます。
この野外研修を実施した企業様からは、

「仕事上の連携不足で起きるトラブルが減り、人間関係が良好になった。」
「働きやすい職場になり、離職者も減った。」


という、効果が継続しているという声をいただくことが少なくありません。
もちろん、社内においてのフィードバック体制や教育の仕組みができていることもあります。
それらもふまえて、野外研修の効果が継続しやすい理由がいくつかあります。
重要性その1
一つは、この研修は受講生に対して強制力を働かせる研修ではないということです。
よくある自己啓発系の研修では、心に強制力を働かせテンションを上げていくものがあります。
強制的に心に変化を与えたものは、元の状態に戻ろうとする心理が逆に強く働くのです。
そのため、研修はあくまでも非日常のことで、日常のこととは別のものと脳が認識してしまうのです。

野外研修は、その流れが自然なのです。
受入から少しずつ非日常空間に入っていき、夜になった頃にどっぷりと浸る状態になります。
そして、2日目には少しずつ日常に戻り、帰る頃には日常の自分に戻っているのです。
そのため、帰宅してからの気持ちにギャップが少なく、研修での反動がないのです。
重要性その2
もう一つは、多くの継続しない学びを持って帰ってもらうのではなく、企業に良い影響を与える“たった1つ”の継続できる学びを持って帰ってもらっていることです。

その“たった1つの行動”が、日常に戻ってからの大きな成果に昇華されていくのです。
美しいが枯れてしまう花ではなく、その花の種を持って帰る。そんなイメージになります。
それこそが、野外研修のアクションプランになるのです。

野外研修で
社内風土は
どう変わるのか?

現状 離職率が高い・内定者辞退が多い・従業員間の連携が取れていないなど
日常における
フィードバック体制を築く
レベル1 離職率が高い・内定者辞退が多い・従業員間の連携が取れていないなど
レベル2 お互いに承認し合える従業員が増える
レベル3 お互いに本気で話し合える従業員が増える
レベル4 悩みがあっても助け合う風土ができる
レベル5 退職者が減少する
レベル6 個ではなくチームで働く様になる
採用費削減・業績向上

野外研修と
アンカリング

記憶は筋肉に宿る
アンカリングのことを「記憶は筋肉に宿る」と表現されることもあります。
思考だけでなく、身体と結びついた記憶は残りやすく、繰り返しアンカリングを行うことで、より強固に習慣になっていきます。
具体的には自分に特定(五感を使った)の刺激を加えることにより、自らにとって望ましい反応を引き出していく作業となります。
例えば、スポーツ選手などが試合や勝負の前に行う動きなどもアンカリングです。
力士が土俵に入る前に顔や身体を叩いて気合いを入れたり、イチロー選手がホームに立った時、バットを前に突き指すポーズなども、常に最高のパフォーマンスを引き出すためのアンカリングです。
その他にもテレビやFMなどで懐メロを聞いた時、その懐メロを聞いていた情景を思い出したり、子供の頃に行ったことがある思い出の場所に行くと、何十年も前の思い出をありありと思い出すのもアンカリングになります。
野外研修では、身体と思考の紐付を合計9回も繰り返し行う設計となってます。
1 個ではなくチームで働く様になる グランドルール
2 オールスタンドアップ 解説・落しこみ
3 ワードゲーム 解説・落しこみ
4 満員電車 解説・落しこみ
5 ラインナップ 振り返りワーク
6 ブラインドテント 落しこみ・振り返りワーク
7 焚火 承認のワーク
8 振り返り ファイナルプログラム
9 感想 アクションプラン

野外研修の効果と
プログラム

野外研修はストレス軽減
野外研修の効果とその理由
1 自然の中で実施することの効果
ストレスを取り去り、感性が磨かれ五感をフル活用できる
自然の中では空気や水など様々なものが循環しています。
自然の一部である人間も本来様々なものが循環しているのですが、生活習慣やストレスでそれらが停滞気味になっています。
生活習慣で血液の循環が鈍くなり、ストレスで思考も停止してしまう・・・・・
しかし、自然の中に入るとそういったものの循環が始まるのです。
ストレスを取り去り、感性が磨かれ五感をフル活用させる力が自然の中にはあるので、同じ取り組みをしても自然の中と外では結果が変わってくるのです。
2 焚火の効果
焚火には人間のDNAを呼び起こす作用があります。
遠い昔、野生動物の獲物であった人間は、真っ暗闇の中で火を使うことで身を守ることができました。
その身を守ってくれる炎を見ることで安心感を得ることができるのです。
また、炎を見る時には軽くうつむいた状態になります。
その姿勢で、常に変化をして留まることのない炎を眺めていると、心理的に自分自身と向き合いやすくなります。
そのため、昼間のプログラムにチャレンジした仲間と囲む焚火は、安心・安全の場所となり、自然と自己開示をすることでお互いに承認しあえる場となるのです。
その経験をシェアすることで、何でも話せるチームの仲間となるのです。
3 答えは自分たちの中にある
野外研修は先生が答えを教える様な研修ではありません。
受講者一人ひとりが気づきを得て学ぶ研修です。
どうすれば素晴らしい人生を過ごすことができるのか?
どうすればチームで目的を達成できるのか?
その答えは、すでに一人ひとりの中にあるのです。
プログラムの体験をした後に、チーム内での振り返りを行います。
その中でお互いの気づきをシェアすることで、すでに持っている答えが引き出されるのです。
また自分たちで出した答えだからこそ、深く心に記憶に残るのです。
野外研修では、チームができてから成果を発揮するまでのプロセス、タックマンモデルの四段階「形成期」「混乱期」「統一期」「機能期」を、一泊二日で経験できるプログラムになっているのです。
4 採用コストが減少する理由
内定者研修では、内定辞退が激減することで採用人数を確保することができます。
その理由は、内定者同士が「この仲間たちと一緒に仕事がしたい!」と思うからです。
同じ様に新入社員では、離職を防止する効果があります。
仕事での不安や悩みを、お互いに相談し合える様になるからです。
社内に本音で語り合える仲間がいることで、退職を踏みとどまることができるのです。
入社予定者の採用費は一人当たり5~80万円と言われています。
2名の内定辞退や離職が出ると200万円近い損失が出るため、野外研修を活用している企業も少なくありません。
プログラム紹介
「ラインナップ」の様子
ラインナップ
板の上から落ちずに、お題の順番に並びかわるプログラムです。クリアする度にノンバーバル(会話禁止)、目隠しをする人数が増える・・・・と難易度が高くなっていきます。
コミュニケーションの手段が奪われていく中で、どの様に意思疎通を図っていくのか?
ディスカッションを通じて、受講生は様々な気づきを得ていきます。
「蜘蛛の巣」の様子
蜘蛛の巣
ロープに触れることなく、全員が反対側に移動するプログラムです。
誰かがくぐった穴は使えないといったルールもあり、全員が協力し一致団結しないとクリアできないプログラムです。
見事に達成した時の達成感は、更にチームの一体感を強固なものにします。
「焚火」の様子
焚火
昼間に一緒にプログラムにチャレンジした仲間たちだからこそ、焚火を囲みながら本音の話ができる様になります。
焚火のプログラムが終わってからも、ずっと語り合っていることも少なくありません。
自然と自己開示をすることで、感動の涙を流す受講生も多くおり、野外研修のメインとも言えるプログラムになっています。

野外研修の
プログラムと
チームのプロセス

1日目 10:00 / レベル1
「焚火」の様子 受入~研修の説明~自己紹介(ニックネーム)など
チームのプロセス
・出会い
「はじめまして!」という状態
1日目 11:00 / レベル2
「焚火」の様子 ゴールイメージ~アイスブレイクゲーム~チーム分け~ワードゲームなど
チームのプロセス
・チーム形成期
アイスブレイクによるチーム分け。
「よろしくお願いします」という状態
1日目 15:00 / レベル3
「焚火」の様子 満員電車~ラインナップ~ブラインドテントなどの体験プログラムと振り返りを繰り返す
チームのプロセス
・チーム混乱期
プログラムにチャレンジ。
様々な感情や考え方でディスカッション。
お互いの異なる価値観を知る。
「自分たちに欠けているものは?」という状態
1日目 18:00 / レベル4
「焚火」の様子 焚火(ジョハリの窓)など
チームのプロセス
・チーム統一期
焚火プログラムで本音トーク。
お互いの強みや弱みを知り、価値観を認め合う。
「本気で語り合えるこいつらが好き」という状態
2日目 10:00 / レベル5
「焚火」の様子 蜘蛛の巣・リアル宝探しなど
チームのプロセス
・チーム機能期
掲げた目標を全チームで協力して達成感に包まれる。
「チームで挑戦するのは楽しい」という状態
2日目 13:00 / レベル6
「焚火」の様子 チーム用アクションプラン、個人用アクションプランを決めて共有。
チームのプロセス
・チーム機能期
アクションプランを実践。
「この仲間と働きたい」という状態

野外研修振り返り

体験プログラム後、受講生たちに「チーム(組織)で目標達成するために必要な要素」を、自らの言葉で発表してもらうと
  • 他人任せにしない
  • 計画を立てる
  • 仲間を信頼する
  • 明確な役割分担
  • 目標の共有が大事
  • 時間を管理する
  • 積極的に意見を言う
  • 何とかしようとする想い
  • 遠慮しない
  • 報告・連絡・相談
上記の様な、アウトプットが出てきます。これらの意見は、プライベートでも、ビジネスでも、良い結果を導くために、必要な要素になります。誰かに教えられ導かれるのではなく、自ら体験し気づくからこそ、血となり肉となり成長につながっていきます。

また、【転地効果】により、職場環境から離れ、業務も役職も気にせず取り組める環境があるからこそ、この気づきが脳に焼き付くのです!