第10回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
前回に“マズローの5段階欲求説”の説明をしました。
昔、研修を受講した時に、講師にこんな質問をされました。
ここでは、私からあなたに同じ質問をします。
「あなたはこの5段階のどの段階まで行きたいと思いますか?」という質問です。
自分の人生、どのレベルを目指して生きていきたいでしょうか?
人それぞれ異なると思います。
どれが正解ということはありませんが、多くの人は5段階目の自己実現欲求を、少なくとも4段階目の尊厳欲求(承認欲求)は満たしたいと思っているのではないでしょうか?
中には謙虚な人で、3段階目の社会的欲求(所属と愛の欲求)までで良いという人もおられます。
結婚をして幸せな家庭を築き、会社という組織に入り、大出世はしなくともそれなりに働いて生活をしていきたい。
それもOKだと思います。
私も研修を開催した時に、この質問をすることがあるのですが、1段階目の生理的欲求や2段階目の安全の欲求を満たせれば良い!という人には出会ったことはありません。
食べて眠るだけの人生なんて、動物と同じじゃないか!
健康で安全なだけで、友達や家族もなく孤独に生きるなんて、生きている意味がないじゃないか!
多くの人はそう感じると思います。
では、この5段階をよく見ていきましょう。
何か気づきませんか?
よく見ると、1段階目と2段階目の欲求は自分一人で満たすことのできる欲求なのです。
食べたければ食べる。
眠りたければ眠る。
危険な場所からは離れる。
自分で何とかすればいいのです。
自分だけの領域なのです。
ところが、3段階目以上に行こうと思うと人が関わってきます。
家族や友達、恋人です。
そして、会社や社会そのものが関わってきます。
大きくは全人類が関わってくるのです。
自分と他人との領域なのです。
そうです。
自分の目指したい段階に行くためには人と関わる必要があるのです。
必要があるということは・・・・・やはり、人との信頼関係が大切になってくるということです。
自分の夢を叶えるためには、信頼関係が必要である。
そういう結論になります。
もっと厳密に言うと、1段階目も2段階目もお金がないと満たすことはできません。
余りある財産があるのなら別ですが、お金を稼ぐためには仕事をしなければなりません。
仕事をするということは、3段階目に行かなければならないので信頼関係が大切になってくるのです。
ラポール、すなわち“信頼関係”・・・・・生きるために必ず必要なものと言えるのではないでしょうか?
私が研修で学んだ時には、「なるほど~!」とうなったものですが、あなたはどうでしょうか?
(つづく)