第26回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<信頼される人になれ>
法則① 自分が自分の人生の主人公になる(自分に矢印を向ける)
自分が主人公
私がまだまだ新人の頃、ある上司によって自分にフォーカスをするということを教えてもらいました。
その上司は、「愚痴は言いなさい!」というタイプでした。
「今日一日、一生懸命に働いたんやから、ストレスが溜まらんわけがないやろ。
ストレス発散や!愚痴があったら愚痴ったらええねん。」
そう言うのです。
よく、男は愚痴を言うものではない。
愚痴を言うなんてみっともない。
そういう言葉はよく耳にするのですが、その上司は反対でした。
飲みに行くと、「愚痴大会」です。
しがないサラリーマンが、高架下の居酒屋で会社や上司の愚痴を言う。
そんな感じなのですが、愚痴を言っては馬鹿笑いすることもありました。
本気で怒って、腹を立てながら話すこともありました。
「会社が・・・・・!!!」
「上司が・・・・・!!!」
「部下が・・・・・!!!」
「顧客が・・・・・!!!」
普通ですと、「散々愚痴ったのでスッキリしただろ!嫌なことはお酒に流して、また、明日から頑張っていこう!」
という流れが多いと思うのですが、その上司はちがいました。
飲み会で散々愚痴った後に・・・・・
「じゃあ、次は・・・・・お前はどうするんや?」
と問い掛けるのです。
「会社はこういう問題があるけど、それに対してお前はどうするんや?」
「上司はこういう状態やけど、お前はどう動くんや?」
「部下はそうなら、お前は何をするんや?」
「そのお客さんに対して、お前はどうしていくんや?」
聞かれた本人は・・・・・
「提案書にまとめて話をします。」
「部下として上司にこんなフィードバックをしてみます。」
「あきらめずにちがう方法で教育していきます。」
「もう一度話をしてみます。」
と、汗を拭き拭きしながら応えたのです。
今思えば、それはある意味、決意表明に近いものがありました。
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)