第36回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<信頼される人になれ>
法則① 自分が自分の人生の主人公になる(自分に矢印を向ける)
人は自分がなりたいと思った様な人間になれるから②
前回はピグマリオン効果についてお話ししました。
その生徒たちの気持ちを、部下の立場に置き換えて感じてみて下さい。
上司があなたの過去にフォーカスし、あなたにはできないと判断をして責任のある仕事を任せてくれません。
どうですか?
意欲的に頑張りたいと思えますか?
では、逆のパターンはどうでしょうか?
上司があなたの未来にフォーカスし、あなたにはできるはずだと判断をして責任のある仕事を任せてくれました。
何とか期待に応えようとするのではないでしょうか?
その責任のある仕事を成し遂げる自分になろうと思いませんか?
そう思えた時に、実際に成し遂げられる自分になれる可能性が生まれるのです。
では、次はリーダーの立場で感じて下さい。
人は人の期待に応えようとするものです。
但し、期待にはプラスの期待とマイナスの期待があります。
プラスの期待をした時には、部下はプラスの結果を出そうとしてくれます。
マイナスの期待をした時には、部下はマイナスの結果を出してしまいます。
こいつならやり遂げられる!
これがプラスの期待です。
そう思って仕事を与えると、部下はその期待に応えようとします。
こいつはやり遂げられないだろうけど、とりあえずこの仕事を与えておこう。
これがマイナスの期待です。
そう思って仕事を与えると、部下はその期待に応えます。
見事にできない結果を出してくれます。
部下というものは、自分がどれくらい期待されているのか?
とても敏感に感じ取り、それ相応の仕事をする傾向にあります。
リーダーとして大切なのは、本人以上に信じてあげること。
そのためには、過去的視点ではなく未来的視点で部下を見つめる必要があるのだと思います。
部下が心に描く「そんな未来の自分」になりたい。
そう感じた時に成長が始まるのかもしれません。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)