仕事と作業のちがい
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
今日は新入社員の方に読んでもらいたい内容になります。
私が始めて社会人になった時に、パチンコ店の研修で厳しく教育された時の話をします。
その会社は、初の新卒採用ということで、半年以上に渡り研修期間が組まれていました。
パチンコ部門の各店やその他の部署でも2週間単位で勤務し、その間に問題点を見つけ改善策を練り、事業部長に提案(プレゼン)をするという流れでした。
ポイントポイントで、人事部の研修官とミーティングを行ないアドバイスをもらうのですが、その時に私の頭に刷り込まれたことがありました。
それは・・・・・
「蔀、現場の仕事はどうや?頑張ってるか?」
「はい!
初めての経験ばかりで失敗もありますけど、楽しく頑張っていけてます。」
「そうか・・・・・
現場では何を頑張ってるんや?」
「日々お客様との対応ですね。
札をさしたり、箱を交換したり、玉を運んだり・・・・・」
「昨日はそう頑張ってきたんやな?
じゃあ、明日はどう頑張っていくんや?」
「・・・・・同じですけど・・・・・」
「頑張ってるのかもしれんけど、同じ繰り返しをしてるということは、仕事をしてないっていうことやからな!」
「・・・・・?」
「同じ繰り返しをしてるっていうのは、作業はしてるけど仕事はしてないっていうことや!」
「・・・・・?」
(言い訳ですが、社会人になりたての、まだまだ学生気分の抜けない状態でしたので、ホールで頑張って働いているのに「仕事をしていない!」と言われた時には、その意味が全く分からず、腹を立てたりしていました。)
「今ある状態のものを、そのまま繰り返すのは作業。
今ある状態のものを、もっと精度が上がる様にレベルアップさせていくことが仕事。
分かる?
世の中には完全なものはないんや。
だから今あるものは全て未完全。
その未完全なものの課題を見つけて、さらにレベルを上げていくのが仕事。
一生辿り着けないかもしれない完全に、少しでも近付けるのが仕事。
今日お客さんのクレームに対応して、何とか納得してもらえたなら、次はそのクレームが出ない様にするにはどうしたら良いのか?を考えて実行していくのが仕事。
分かる?」
「はい。」
「現場に入りっ放しになると、作業だけをずっとして、仕事をしているつもりになるから!
常に自分の仕事を意識して働かんとあかんぞ!」
「分かりました!」
と、いうことでした。
新入社員の方は、現場での作業をひと通りマスターした後は、改善!改善!改善!で、現状をどんどんレベルアップさせていきましょう!
あなたの会社の新入社員は、自らの意見を持って改善提案の発言をしていますか?
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)