第63回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<共感される人になれ>
人が共感するのは・・・・・
前回までは、“信頼される人になれ”というテーマで解説してきました。
これからは、“共感される人になれ”というテーマで話を進めていきます。
共感される人・・・・・
あなたは部下に共感されていますか?
共感するものがないと部下は行動を止めてしまいます。
うちのリーダーは、何がしたいのだろう?」
うちのリーダーは、何をしようとしてるのかが分からない?」
という様に・・・・・
では、メンバーは何に共感するのでしょうか?
それは、粗利予算を達成するのだ!という、「しなければならないこと」ではありません。
こんな店にしたいのだ!こんな価値を創出したいのだ!こんな事業をしたいのだ!という、「やりたいこと」に共感するのです。
「上司から提示された予算目標」ではなく、その予算目標の向こうにあるもの。
「今のメンバー全員で、会社の経営幹部になるぞ!」
「メンバー全員で、家族を連れて社員旅行に行くぞ!」
「プライベートも充実した人生を手に入れるぞ!」
少々邪まなものでも構わないのです。
心の底から湧き出る情熱に、人は共感するのです。
そして、チーム作りとは、共感の輪を広げていくことなのです。
よくある思い込みがあります。
そんな心に抱いている想いを、ミーティングで発表しただけで、メンバーに伝わっていると思っているリーダーがいます。
一度、話したから伝わっていると思うのは大間違いです。
話をすることと伝えることとは異なります。
他の人に新しい考え方を100%伝えようと思ったなら、同じことを6回以上言わなければ伝わらないと言われています。
平均で6回ですから、それ以上の人もいるということです。
話したけれど、伝わっていないのが当然なのです。
だから、伝えるという行動をしていかなくてはならないのです。
共感されないリーダーには、誰もついてこないのです。
次回はそんなエピソードをお話ししたいと思います。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)