辛いことが多いのは・・・・・
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
辛いことが多いのは感謝を知らないからだ。
苦しいことが多いのは自分に甘えがあるからだ。
悲しいことが多いのは自分のことしか分からないからだ。
心配することが多いのは、今を懸命に生きていないからだ。
行き詰まりやすいのは、自分が裸になれないからだ。
(石川 洋)
会社に居場所がなくなり、自ら退職していった経営幹部がいます。
社長は、その経営幹部には右腕となって会社の経営に携わってほしいと思っていました。
なのに、会社内において居場所がなくなってしまったのは、なぜなのでしょうか?
彼は経営幹部でありながら、部下に愚痴や陰口を言うことが少なくありませんでした。
「ほんとにこの会社で働くのは辛いよね!」
「この会社は苦しい状況だから、君も先のことを考えた方が良いよ!」
「悲しいけど、社長は私のことを嫌っているからね!」
「将来が心配だな!
転職しようかな!」
「社長が変わらないとこの会社は変わらないよ!」
営業スキル面ではレベルの高い上司でしたが、人をまとめることは苦手で、自分だけが正しいと思い込んでいるタイプでした。
別の言い方をすると、人をまとめられていないことに気づかず、周りの人が意見に賛成していないことに気づかないタイプでした。
また、人の心を読み取ることも苦手で、自分は尊敬されていると勘違いしているタイプでもありました。
メタ認知能力が低いタイプですね。
部下からの提案は却下もせず、OKも出さず・・・・・昔の自分のやり方を固持するタイプでした。
このままでは、組織改革を進める上で、旧態依然とした彼の保守的な考え方は抵抗勢力とみなされてしまいます。
社長は彼に、これからの経営の中枢部分を担ってもらうために、本音で話し合うことを決めました。
言いにくいことも伝えました。
・パワハラ的な言動のこと
・組織改革の弊害になっていること
・社員から信頼を得ていないこと
そして、希望も伝えました。
・経営の立場に立ってほしいこと
・自分と向き合ってほしいこと
・このフィードバックを真摯に受け止めてほしいこと
・それらを踏まえて、今後の経営について話し合いたいこと
そして、彼の受け取り方は・・・・・
“ボロクソに言われた!”
ということでした。
心の中は・・・・・
辛い・・・・・苦しい・・・・・悲しい・・・・・心配・・・・・行き詰まり・・・・・
だった様です。
社長や部下からの期待は空しく・・・・・社内においての居場所を自ら捨てる言動を取り続け、本当に居場所が無くなってしまったのです。
そんな経験をされた方もおられるのではないでしょうか?
また、社内において同じ様な流れで退職していった方もおられるかもしれませんね。
ほんの少し、目の前の出来事を、今までとは異なる視点で見つめることができたなら・・・・・
異なる解釈をすることができたなら・・・・・
活躍できる場はあったはずなのです。
辛い・・・・・苦しい・・・・・悲しい・・・・・心配・・・・・行き詰まり・・・・・
そんな気持ちになった時は、この言葉を読みながら、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか?
私も負の感情が出てきた時には、この言葉で自分を見つめ直します。
辛いことが多いのは感謝を知らないからだ。
苦しいことが多いのは自分に甘えがあるからだ。
悲しいことが多いのは自分のことしか分からないからだ。
心配することが多いのは、今を懸命に生きていないからだ。
行き詰まりやすいのは、自分が裸になれないからだ。
(石川 洋)
今、あなたの心に負の感情は生まれていませんか?
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)