第75回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<共感される人になれ>
素の人②
では、どうすれば素の自分になれるのでしょうか?
その一つの方法は・・・・・
一流と言われる人と会うことです。
私は仕事柄、多くの経営者の方とお会いすることができました。
また、経営者ではなくても、自分の夢を切り開いている方。
プライベートで同じ趣味のコミュニティを形成している方など、多くの人とお会いする機会がありました。
何か一つのことを成し遂げた人というのは、何かを持っている人であると思います。
それは多くの苦労や経験から学んだこと。
より多くの人との出会いから得たものなのかもしれません。
そういう人とお会いすると、自分が恥ずかしくなるのです。
何が恥ずかしいかというと、自分の生きる姿勢が恥ずかしくなるのです。
自分を気に入ってもらおうと、演技をしそうな自分が恥ずかしくなるのです。
この人の前で立派な話をしたところで、この人は私の本質を見抜いているだろうと感じるのです。
自分の小ささを実感するのです。
そして、良いかっこをしようが、かっこ悪い自分を見られようが、本質を見抜かれているのなら、もうありのままでいようと思えるのです。
緊張する自分。
気の小さな自分。
臆病な自分。
そんな自分と向き合っている自分。
「それでいいや!」と思えるのです。
そういう人たちと会うことをおすすめします。
それは遠い存在の人でなくてもいいのです。
誰かが尊敬するという人を紹介してもらってもいいです。
あるいは、その人は既にあなたのそばにいるのかもしれません。
逆に素の自分を隠している人の集まりに入ると、自分も素の自分を隠すのが普通になってしまいます。
お互いに良いかっこをして、心にもないお世辞を言い合いながら傷の舐め合いをしている集団になりかねません。
そういう集団からは、価値のあるものを生み出すことはできません。
強かな計算も、自己的な利害の計算も、嘘も、見栄も、弱さも、気負いも、人は見透かすものです。
人を見透かしながら、自分も見透かされているものです。
だから、あなたは強がりなリーダーになる必要もなく、あるがままのリーダーになればいいのです。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)