第77回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<共感される人になれ>
一貫性のある人②
周りからの評価を基準にしているとどうなるのか?
結果として、周りからの評価を下げてしまうことになるのです。
皮肉なものです。
周りからの評価を得たいと思い、評価を得るために取っている言動で、周りからの評価を下げているのです。
周りの人は見透かしているのです。
周りの評価を得ようとする言動は、自分自身を取り繕うものでしかありません。
情熱や想いが伝わらない。
何がしたいのか?分からず・・・・・
無難に無難に・・・・・適当に合わせている。
そんな周りの人の顔色を窺っている人が、共感されるはずもありません。
リーダーというのは、例え会社からの評価が下がろうと、会社にとって望ましい状況を実現しなければなりません。
社長に嫌われても、組織として、チームとしてプラスになる意見を述べなければならないのです。
その決意を持った言動は、不思議と人に認められ評価も高くなるものです。
何が何でも、我を通せ!という意味ではありません。
自分だけが正しいわけでもありません。
そこは意見を擦り合わせながら判断をしなければなりません。
ただ、自分の言動の最終的な評価は、自分でしなければならないということです。
そのためには、自分と他人を比べないことです。
あの人よりも自分の方が優秀だとか・・・・・
あの人は自分よりも統率力があるとか・・・・・
あの人よりも自分の方が発想力があるとか・・・・・
あの人は自分よりも信頼されているとか・・・・・
そんな相対評価で自分を見ていると、正確な自己評価ができなくなってしまいます。
優秀な人ばかりの中で、自分は駄目な人間だと思ったり、自分よりも劣る人たちの中で、自分は優秀だと勘違いしたり・・・・・
あの人と比べると自分は幸せだとか、あの人と比べると自分は不幸すぎるとか・・・・・
そんな歪んだ感性を育ててしまいます。
そうではなく、自分を基準として評価する。
それがブレない自分作りに繋がっていくと思います。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)