問題がないことが問題①

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。


とある3店舗を運営しているパチンコ企業のエピソードです。

部長はデータと営業の様子をチェックするために、毎日3店舗を回るのが日課になっています。

A店での部長と店長の会話です。

「店長、店に問題はないか?」

「大丈夫ですね。

 特に変わったこともなく問題ありません。」

「そうか、何かあったらすぐに相談せえよ。」

「分かりました。」

部長がA店の2階にある食堂に行くと、アルバイトスタッフが休憩しています。

「お疲れさん、どや?仕事は楽しいか?」

「はい。楽しくやってます。」

「そうか!何か問題とかはないのか?」

「そうですね、特にないと思います。」

「この店は平和やな、大きな問題もなくて。」

「はい・・・・・平和ですね。」

そんな日がずっと続いていました。

ある日、部長は社長と食事をすることになりました。

そこで3店舗の抱えている問題や、今後の方針などの話をしていたのです。

A店が営業面や人事面においてもまったく問題がなく、店長もよくやっているという報告をすると、社長の顔色が変わりました。

「部長!

 A店に遊びに行った知人に言われたんやけど、昔は素晴らしい店やったけど、今は雑な面が増えてるみたいやぞ。」

「えっ!?・・・・・」

「見た目は変わらんけど、細かい部分の管理ができてないんとちゃうか?」

「いえ、毎日店には行ってるんですけど、そんなことはないと思うんですけど・・・・・」

「問題はないんやな?」

「はい。」

「部長、言うとくけどな、店を営業していて問題がないわけないやろ!

 “問題がないのが問題”なんや!

 すぐに全社員のヒアリングをして、問題点を洗い出せ!」

「はい、分かりました。」

翌日から、A店での全従業員のヒアリングを開始しました。

部長は社員一人ひとりに問い掛けるのですが、特に問題点は出てきません。

「○○君は店長との関係は上手くいってるのか?」

「はい。

 色々と教えてもらってますし、特に問題はありません。」

「周りを見ててどうや?

 人間関係でゴチャゴチャしてることはないか?」

「みんな、結構仲良くやってますけど・・・・・」

「そうか・・・・・!」

という感じです。

店長との面談でも何もあがってきません。

その店長は部長が前の職場から呼んできたくらいで、つきあいも長く、二人はお互いに信用し合っている仲でした。

「店長、誰も問題ないって言うてるけど、社長の知人はホールでのオペレーション力も落ちてるって言うてるらしいんや。

 正直どうなんや?」

「まあ、ベテランスタッフが辞めて新人が多いからじゃないですか?

 本当にこれという問題は何もないんですよ。」

「そうか・・・・・!」

その旨を社長に報告したのですが、社長は納得しません。

問題がないということがおかしい・・・・・!

問題が表面化しない状態になっている・・・・・!!

問題を把握できていない現状が大問題だ・・・・・!!!

社長はそう考え、第三者に入ってもらい、アルバイトスタッフも含む全社員の聞き取り調査をすることに決めたのです。

調査の方法は一人1時間前後のヒアリングをします。

ヒアリングで出た内容に関しては匿名となり、誰が言ったのかは分からない様になっています。

1日5~6人の面談で4日間実施、その後資料にまとめられ本社にて報告があります。

そして、報告された内容は・・・・・

次回に続きたいと思います。

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野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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