行動アイテムが枯渇すると・・・・・

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。


今日はとある店長の陥った、行動ができなくなった罠のエピソードをご紹介します。

その店長は行動派で、アイディアが浮かぶとすぐに実行に移すタイプの店長でした。

ところが、業績が落ち出した時に、何も行動をしなくなってしまったのです。

傍目からは、やる気がなくなったのではないか?と勘違いされるくらい、動きが止まってしまったのです。

そこで上司である部長が、店長に対して面談を実施することにしました。

「店長、今月も何も手を打ってないけど、なんで手を打たへんねや?」

「いや・・・・・手を打たなくてはならないっていうのは分かっているんですけど・・・・・」

「じゃあ、何で行動に移せへんねや?お前らしくないな!」

「はい。

 色々考えているんですけど・・・・・」

「考えてるだけやったらあかんやろ!すぐに実行に移せ!」

「はい・・・・・」

と、部長は店長に対して、行動することの大切さを説き、早く動くことを促しました。

しかし、店長は行動に移しません・・・・・

再度、面談を行なうことになったのですが、店長から出てきた言葉は、

「今まで、色々なことをしてきたんですが・・・・・

 色々してきた結果、今後何に取り組んでいけばいいのか?が出てこないんです・・・・・

 アイディアや方法案が0で、何をして良いのかが分からなくなっているんです・・・・・」

という言葉でした。

行動する力はあるのですが、取れる行動のアイテムが店長の中で無くなってしまったのです。

部長は行動派の店長の動きが止まってしまった理由を聞き、納得すると共に自己反省もしたそうです。

行動を促しながら、どんな行動を取れるのか?

その取り組み内容のアドバイスが足りなかった・・・・・と。

じゃあ、行動アイテムを出し合おうということになり、二人でアイディアを出し合うことにしました。

部長が1つ、2つとアイディアを出すと、店長の脳みそも活動しだし、複数のアイディアを組み合わせて新しいアイディアを生み出し、行動アイテムがどんどん増えていきました。

行動アイテムがあれば、行動派の店長です。

すぐに部下を巻き込み、業績の引き上げに取り組み始めました。

人は行動する時には、自分が持っている行動アイテムの中から、どれかを選んで行動します。

なので、常に行動アイテムが無くならない様に、人と会い勉強し補充していかなくてはならないのでしょう。

ただ、時としてストックが無くなってしまうことがあります。

ストックが無くなると、行動することができなくなってしまうのです。

それを“スランプ”と言うのかもしれませんね。

みなさんの部下で、“あいつは行動に移さないな!”と思われている人はいませんか?

ひょっとすると、行動はしたいけれど、行動アイテムが無くなってしまっているだけかもしれませんよ。

一度、話を聞いてあげて下さい。

スランプなんて、そんなものかもしれませんね。

あなたの行動アイテムのストックは十分にありますか?

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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