整理整頓ができない社員の教育
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
その店舗の社員は整理整頓ができておらず、事務所にあるトイレも誰も清掃をしていませんでした。
その状態で、社員からアルバイトスタッフに「整理整頓をしなさい!」と指示を出しても、誰も聞いてはくれない!という当然の状況に陥っていました。
店長はその状況を改善するために、交代でトイレ清掃をする様に決めたのですが、3日坊主で終わってしまいました。
帰る時には、自分の机の上を整理してから帰宅すると決めても、いつの間にか誰もしなくなってしまうという有り様です。
いくら言っても、社員が整理整頓すらできない!という状況で、店長は考えました。
ある事例を、そのまま真似をしようと考えたのです。
ある事例とは、同じ状況の部下に対して、上司自らが毎朝トイレ掃除をして、背中を見せて、部下の心を改善させるという事例でした。
気合を入れた店長は、早速その日から開始することにしました。
事例では、どの社員よりも早く出社して行なっていたのですが、店舗はシフト制なので、店長がトイレ清掃をしていることを知ってもらうために、交代時間の16時から17時に掛けて行なうことにしたのです。
すると、どうでしょう!
その日から、
「店長!そんなことしないで下さい!
僕がやりますから!」
と、言われたそうです。
「その前に机の上を整理せえ!」
というと、慌てて全社員が整理を始めました。
翌日も同じ様になり、3日目には社員が先にトイレ清掃を終わらせている様になりました。
事例では、一ヶ月も二ヶ月も掛かって、上司の気持ちが社員に伝わったのですが、その店ではあっという間に改善されたのでした。
あれは、事例だからな!
現実は、そんなに簡単にはいかないよ!
と思うこともあるでしょうが、やってみると以外と簡単にできたりするものなんですね。
その店長は、赴任の度に同じやり方で、整理整頓の躾をしているそうです。
社員の話を聞くと、
「店長がトイレ掃除をしている店って、僕たちが駄目な店って思われるじゃないですか!
あれは、反則ですよ!」
ということでした。
感動的な話ではありませんが・・・・・
やはり、上司が背中を見せる!
というのが、とても重要なんだと思いました。
今回のエピソードは、店長の意気込みという観点から紹介させていただきました。
その意気込みに整理整頓の仕組みを作り上げれば、店長がいなくても整理整頓が保たれていくのではないでしょうか?
あなたは上司として、どんな背中を見せていますか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)