目的・目標への意識
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
とある大学の女子バレーボールチームのメンバーに、出張型の野外研修ということで大学内の体育館で研修を実施したことがあります。
その中でのディスカッションの時の話です。
チームで目標を達成するための要素について、様々な意見を出し合っていました。
チームとして大切なのは、信頼関係、思いやり、個人のモチベーション・・・・・など、たくさんの意見が出ていました。
ところが、普段の研修ではよく見るキーワードが出てきていませんでした。
そのキーワードとは?
目標や目的についてのキーワードです。
多くのディスカッションでは、目標を明確にする、目的を共有する・・・・・といった目的・目標についてのキーワードが出てくるのですが、この女子バレーボールチームではそのキーワードが出てきていませんでした。
ディスカッションも終盤に差し掛かったところで、そのことを伝えると受講生たちもビックリしていました。
目標は次のリーグ戦で優勝をすることです。
誰もがそれを目標に厳しい練習をしているのです。
彼女たちの発言は・・・・・
「その目標は当たり前すぎて・・・・・」
「既に共有されているし、全員が一丸となってそこに向かっているので出てきませんでした。」
「当り前になっているので、改めて意識しなかったです。」
そんな意見が出てきていました。
さすがアスリートたちですよね。
その目標に向かって努力しているのですが、頭の中ではそんなに強く意識をしていない様でした。
ある受講生がこんなことを話してくれました。
「目標はそこにあるんですが、そこを意識しすぎると、練習がハードになり過ぎて怪我をしてしまったりするんです。
試合に勝つという意識よりは、自分が最高のパフォーマンスができる様に・・・・・
自分が自分の力を100%出し切れる様に意識しています。
優勝を意識しすぎると、緊張やプレッシャーで動きが悪くなるんです。」
なるほど~!と女子大生から気づきをいただきました。
結果を求め、結果を意識しすぎて、動きや言動に歪みが生じて良い結果が出ない・・・・・
社会人になっても、あるいは会社経営にとってもありがちな話ですね。
やはり、何かに打ち込んでいる人たちは、多くの学びや気づきを現実の現場から得ているんですね。
だから、ディスカッションでも目標や目的という話にならなかったのです。
あなたの、現実の現場から得た学びや気づきはどんなものですか?
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野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)