昭和の店長・平成の店長・令和の店長・あなたは?
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
仕事は仕事!
プライベートはプライベート!
公私混同厳禁!
プライベートで偶然会っても挨拶はするな!
という価値観の店長がいました。
そういう価値観の店長だけあって、自分のプライベートで大変なことがあっても、仕事中はそれらを微塵も出すこともなく勤務していました。
高度経済成長期の企業戦士、昭和の古き上司というイメージでしょうか。
それでも、店は滞りなく運営され目立ったトラブルは発生していませんでした。
しかし、時代が昭和から平成、平成から令和へと移行する毎に、上司と部下との間に距離が出てくる様になりました。
業務命令には従うが、チームとして一丸となり、お互いの意見を言い合える雰囲気ではなくなってきたのです。
そんな中、社員は知っているが店長は知らない!ということが頻繁に出てくる様になってしまったのです。
店長は報告しなかったことを叱責するのですが、状況は改善しませんでした。
そこで、部長が社員たちのヒアリングをすることになったのです。
そして、社員から出てきた言葉は・・・・・
「店長は私たちのことを何も知りません。
Aさんが奥さんと離婚話が出ていて悩んでいることも知りません。
Bさんに彼女ができたことも知りません。
Cさんが持病を持っていて、薬を飲みながら仕事をしていることも知りません。
店長に対しては、そういったことを伝えないというのが習慣になっているからです。
別に知ってほしいとは思いませんが、私たちのことを何も知らない人に、何かを伝えようという気持ちも出てこないんです。
だから、業務報告も後回しになって忘れてしまうんです。」
という内容だったのです。
この後は、私に研修の依頼があり、相互承認研修やチームビルディング研修を開催することになったのです。
部長が店長にしたフィードバックは・・・・・
「家のことや子どものこと、個人的に悩んでいること。
あるいは趣味とか特技とか、自分の性格や価値観を知らん上司の言うことを聞く部下はおらんぞ!」
というものでした。
店長もそのフィードバックを自責で受け止め、自己成長とチーム作りをする方向で考えてくれたので研修をすることになったのですね。
これらの価値観も時代に合う・合わないがあるでしょう。
時代により正しい・間違いと評価されてしまうものかもしれません。
あなたはどんな価値観で、組織運営やチーム作りをしていますか?
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野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)