学びたい人しか学ばない
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
部下教育に熱心な主任と、その店長のエピソードをご紹介します。
その主任は、ある社員に成長してもらいたいと強く思い、日々熱心に教育的指導を行なっていました。
「〇〇君な、こういう時はな、これがこうで、あれがこうで・・・・・
分かったか?
このテキストをあげるから、勉強せえよ。」
「これからはマーケティングも必要になってくるからな、この人の書いた本は分かりやすいから、一度読んでみたらええと思うで。」
「もっともっと勉強してな、早く成長していかなな!」
「このセミナーを受けてきたらどうや? 勉強になると思うで!」
主任がそう言うと、社員の返事はいつも「はい!分かりました!」と返ってきます。
しかし、テキストは見ない、本は読まない、特に勉強はしない、セミナーに行っても何も学んでこない・・・・・という状況でした。
どうしても社員が勉強をせず、主任はどうすればいいのか?分からなくなってしまいました。
そんな時に、店長からこんなアドバイスをもらったのです。
「主任!
中国かどっかのことわざでな、
“喉の渇いてない馬に水を飲ませることはできない”
っていうのがあるんや。
水を欲しがってないのに、親切心で水を口に持っていっても馬は水を飲まんのや。
ありがた迷惑やな。
その社員は喉が渇いてないのに、主任が一生懸命水を飲まそうとしてるだけやねんな!
社員からしたら、ありがた迷惑になってるんやと思うぞ。
主任がせなあかんのは、水を上げることではなくて彼の喉を乾かせることやねん!
その知識や技能を覚えさせることやなくて、それらを“欲しい!”と思わせることや!
分かる?
そのためには、その知識や技能を必要とする状況に持っていくことちゃうかな?
まあ、後は自分で考えてみ!」
と。
そして、その主任が取った行動は、具体的な業務を依頼することでした。
・〇日までに、通りすがりの人が思わず入店したくなるポスターを作って!
・お客さんも一緒に楽しめるイベントをしたいんやけど、〇日までに企画してくれるか!
・〇日までに新しい商品を売り出すキャッチコピーを考えて!
という感じでした。
必ず、期限も定めたそうです。
その結果、劇的に勉強をする様になったわけではありませんが、勉強しないとできないので勉強をし始めたそうです。
その分野の本を読むまでいっていませんが、ネットで検索して調べるレベルにはなったそうですよ。
あなたは部下が、学ぶ必要がある状況を作ってあげていますか?
日本野外研修ワークショップ協会の、野外研修に少しでも興味があればご覧下さい!↓
https://www.youtube.com/watch?v=RWgIjVWczMY&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0B8FF4n6kbGboT63TMTTIYHbJXb4n2Q2WnuBGmtzpIgUv9ukevPe7VzPQ
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)