本当の口コミ
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
私が初めて入社したパチンコ企業でのエピソードです。
当時の社長は、雑誌やメディア系での露出を嫌い、取材依頼が来ても断ることが大半でした。
集客のために、もっと露出した方が良いという意見もあったのですが、ほとんどが却下されていたと記憶しています。
それは、そんな手段でお客さんを増やすよりも、一人ひとりのお客さんを大切にし、お客さんの口から、そういった情報が発信される様になりたいと思っていたからでした。
そのためには単に出玉だけではなく、お客さんとの関係性を築く大切さをよく語っていました。
メディアではなく、本当の人の口から伝わる口コミを重視していたのです。
そんなある日、社長が食事会で遅くなり、タクシーに乗って帰っている途中での出来事です。
もちろん運転手さんは、乗せたお客さんがパチンコ企業の社長であることは知りません。
そんな状況での世間話です。
「いやー!最近はこの辺りもパチンコ店が増えましたね。」
「そうですね。」
「お客さんは、パチンコはしはるんですか?」
「時々するくらいですね。」
「そうですか。
私は結構好きでね。
新しい店ができると、必ず見に行くんですよ。」
「へー!」
「この辺りも大手さんの店が増えてますけどね、やはり○○店のグループが最高ですよね!」
○○店のグループこそが、社長が経営しているパチンコ店なのでした。
「ほう!どこが最高なんですか!?」
「あそこはね、愛想がよろしい。
どうせね、私ら負けますんや。
負けると分かってるけど、行ってしまいますんや。
パチンコって、そんなもんでしょ!?
どうせ負けるんなら、○○店に行こうって思いますんや。
会ったら、挨拶もしてくれるしね。
気楽に話し相手もしてくれますさかい。
負けても、ええわ!っちゅう気持ちになりますんや。
たまには勝たせてもらいますけどね!(笑)
でも、みんな元気ですわ!
明るいしね!
見てて気持ちよろしい!」
といった感じだったそうです。
それを聞いた社長は大喜びです。
その月の店長会議は、社長からこの話がされて、
「日々の業務お疲れ様です!
現場の足腰の強さは、我がグループは最高です!
これこそは誇りに思えると自負しています!」
と、店長たちを褒めちぎっていたそうです。
従業員たちの、更なるモチベーション向上につながった様でした。
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)