「行動」=「結果」にならない
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
今日は昔の話になりますが、「行動」=「結果」にはならない!というパチンコ店のエピソードをご紹介します。
結果を思い通りにコントロールすることはできないのですが・・・・・その行動の裏側にある「想いや考え」が、結果に大きく影響を与えるという話です。
常連客を大切にしているパチンコ店がありました。
A店ではクリスマス期間中にお客さんの写真を撮って、A4サイズの(1枚ものの)オリジナルカレンダーをプレゼントしていました。(今はこういったこともできなくなっている様ですね・・・・・)
一人ひとりのお客さんに声を掛け、スタッフも一緒に撮影をしたりしながら楽しく過ごしていました。
お客さんは来年度のカレンダーだからと、壁に貼って飾り、喜びを伝えに来られた方もいました。
中には「孫の写真でカレンダーにしてくれないか?」というお願いもあり、快く対応していました。
カレンダーには店のロゴなどがデザインされています。
一年中、そのお客さんの家の中には店の広告があることになります。
家に遊びに来てくれた友達が、「どこで作ってもらったの?」と、興味を示してくれることもあったそうです。
お客さんとの関係性の構築のための取り組みの中の一つです。
スタッフが本当に心を込めて取った行動だったので、話をするお客さんの数も増え、常連客同士も話をする様になってきました。
また、その家族や孫の写真つながりで、多少の口コミ効果もあった様です。
その話を聞いたB店・・・・・
B店の入客数はA店に劣っていましたが、A店と同じ常連客がメインの店でした。
翌年のクリスマス期間に同じことやることにしました。
そのオペレーションは・・・・・
その期間中、14時と19時に「カレンダー作成」のPOPを持ったスタッフが、遊技をしているお客さんに「失礼します。写真撮影をしてオリジナルカレンダーを作りませんか?」と聞いて回るというものでした・・・・・
A店は何十枚とプレゼントしているのですが、B店がプレゼントできたのは一日に1~2枚だけ・・・・・
お客さんの反応も薄く、中には駐車場のゴミ箱に捨てられているものもありました。
お客さんの写真を撮って、それをオリジナルカレンダーにしてプレゼントする!
という「行動」は同じなのですが、「結果」が大きく異なりました。
その理由こそが、「行動」の裏に隠れて見えない「想いや考え」なのだと思います。
目に見えるものの猿真似をしても、期待する結果を出すことはできません。
その「想いや考え」を知り、心から共感して行動に移せるのか?
また、その「想いや行動」を、どう醸成させチーム内で共有していくのか?
リーダーとして、腕の見せ所ですね!
あなたは「成功するやり方」を模倣するだけでなく、「自分たちのあり方」というものを確立して物事に取り組んでいますか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)