社員研修ブログ（９３８号）その理由は・・・・・？その１

野外研修での話です。

受講者は入社3年目の若手社員でした。

プログラムの一つに、「ペアウォーク」というものがあります。

二人ペアになり、一人が目隠しをし、もう一人が体に触れることなく、言葉だけで誘導して歩くプログラムです。

目隠しをしている受講生は、言葉だけで誘導されて、どんな気持ちになるのか？を体感するのです。

よくある感想は・・・・・

〇目隠しをすると恐いが、誘導している人を信頼できれば安心して歩けた。

〇「そのままで大丈夫！」と言われた時は安心できたが、その後に無言の状態が続くと不安になった。

と言ったものが多く、目隠しをしている方は新入社員の気持ちと同じで、誘導している方は上司の立場に置き換えられます。

誘導するのがいかに難しく、新入社員の感じている不安を体感できるのです。

ゴールをすれば、次は手をつないだり腕を組んだりして歩きます。

そのちがいを体感してもらうのです。

ある企業でそのプログラムを実施した時に、今までに実施した時と様子がかなりちがったのです。

・・・・・あきらかに遅いのです。

多くは・・・・・

「そのまま真っ直ぐ歩いて！しばらくは何も無いので大丈夫！」

「ここから上りの階段になるので、足を高く上げて歩いて！そのまま階段が続くので！

・・・・・後3段で終わります！」

といった感じなのです。

手をつないで歩く時は、普通に歩くのと変わらないスピードになるのですが・・・・・

今回は・・・・・

「はい！右足を一歩踏み出して！そうそう！

　次は左足を一歩！ゆっくりでいいので！」

「今、左側は山になっていて、右側が崖になっています。

　道幅は2メートルくらいの土の道です。」

と、特に言う必要のないことも言っているのです。

手をつないで歩く時も一緒なのです。

あまりにも時間が掛かっているので、コースを急遽変更をして短くした程でした。

すべてのペアがそういう感じだったのです。

私は不思議に思い、もっと効率良くできないのか？と思っていたのです。

何をそんなにもたついているのだろう？

それが不思議だったのですが・・・・・

その理由は・・・・・長くなりそうなので次回に続きます。

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