社員研修ブログ（９４８号）落ち方

第１１５回　心のビタミン剤です。

どんな登り方をするのか？よりも、どんな落ち方をするのか？

そちらの方に興味があります。

人間は上り調子の時よりも、下り坂にいる時こそ、その人の真価を発揮すると思うからです。

ボクシングでも、連戦連勝を重ねてチャンピオンロードを突き進んでいる時よりも・・・・・

最強を誇ったチャンピオンが、衰えゆく肉体とどう闘い、どんな形で新しいチャンピオンにベルトを渡していくのか・・・・・

そこに男の美学を感じます。

歌手でもそうです。

曲が大ヒットして、コンサートホールは超満員。

歌唱力もピークを迎え、絶好調の時よりも・・・・・

声が思うように出なくなり、ヒット曲もなく、コンサートをしても入場客が毎回減っていく。

そんな時に、どんな歌をどの様に歌うのか？

そして、どんな姿勢で最後のコンサートを迎えるのか？

そこが今までの自分を問われる時だと思うのです。

仕事面でもそうです。

どんどん成功をおさめ、出世街道をまっしぐらに進んでいる時よりも・・・・・

自分が育てた自分よりも優秀な人間たちと、どんな姿勢で取り組んでいくのか？

そして、最期に、どんな形でバトンタッチをしていくのか？

そこにこそ、上司としての、リーダーとしての真の価値が浮き彫りにされると思うのです。

落ちていくためには、まずは高いところに登らなければなりません。

多くの方は、今は登る時代を迎えていると思います。

どんどんと高いところに登りつめ・・・・・

登りきったところから、少しずつ落ちていく。

その時に、できるだけ高いところから、少しずつ落ちていける様に・・・・・

どんな姿勢で登りつめたのか？

それが落ちていく時にこそ、丸裸にされていくのです。

「所詮・・・・・だったのか・・・・・」

と、落胆されないためにも、落ちる時の姿を描きながら、少しでも高く登っていきたいと思います。

どんな落ち方をするのか？

そこで価値のある姿を見せられる様に、今日も一日、楽しく挑戦していきましょう！

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