社員研修ブログ（９８６号）成長するということ

第１２６回　心のビタミン剤です。

成長するとは、どういうことでしょうか？

少し抽象的ですが、こんな例え話を聞いたことはありませんか？

若い頃は幼虫である。

緑の葉を、ただ自分が生きるためだけに食い漁る。

やがて、そんな未熟な自分が壁にぶち当たり、身動きが取れなくなる。

その状態をさなぎという。

最も無防備で、力のない状態である。

やがて、その壁を打ち破り、大人へと成長して美しい蝶になり羽ばたいていく。

大人になった蝶は、自分が生きるために、花から蜜をいただくのだが・・・・・

いただくだけならば、幼虫の頃（若い頃）と何も変わらない。

大人になった蝶は、花の受粉に役立つ存在になるのだ。

自分のために生きるのだが、その行為が花の咲くお手伝いになるのだ。

若い頃は自分のためだけに生きていた。

大人へと成長した時には、自分のために生きることが、人のために役に立つことになる。

それが、“成長”するということなのだ。

よく文献などで見掛ける例え話なのですが、私はとても共感できるのです。

若い頃は人が傷付くことも気にせず、暴れまわっていました。

もちろん仕事ですよ。

きつい発言もしたと思います。

周りの大人たちは、「まだ、若いからね。若い時には少々無茶はした方が良いよ。その方が立派な蝶になれるのだから。」と、次の世代のために見守ってくれていたのです。

そして、自分がまがりなりにも大人になった今は・・・・・

自分のためだけに生きている幼虫を見守り、その幼虫が蝶になり、蜜を口にすることで花の役に立つことができると信じて・・・・・

そんな人間関係の連鎖を作っていけることが、成長するということではないのでしょうか？

自分自身を鑑みて・・・・・

まだまだ大人ではなく、幼虫みたいなところがあります。

それはダメだよ！

自分自身を戒めながら、成長していきます。

そんな普通の蝶になるために、今日も一日、楽しく挑戦していきましょう！

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