社員研修ブログ（１００７号）他人と過去は・・・・・その１

第１３２回　心のビタミン剤です。

上司は部下に、良く変わってもらいたいと思うものです。

親も子どもに対して同じかもしれません。

夫婦でも、お互いにそう思っているのかもしれません。

その想いから、人に対して、変わることを要望してしまうのが人間といえます。

他人に対して・・・・・（ここでは自分以外の人という定義にします。）良くなってもらおうと働き掛けるのです。

膝を突き合わせて、じっくりと話をすることもあります。

時に叱ったり、褒めたり・・・・・

「もっと変われよ！」

そんな想いで働き掛けます。

しかし、残念ながら、他人は変わることはありません。

私の研修でもそうです。

研修で“変わりたい！”と思っていない人を変えるのは不可能です。

無理に変えようとすると、「逆に変わるまい！」とする力が強固になり、益々変わらなくなります。

私にできることは、変わろうとしている人の支援をすることしかないのです・・・・・

実は、自分が変えることのできるのは、他人ではなく自分だけなのです。

他人を無理に変えようとするのではなく自分が変わる！

自分にできる唯一の方法は、それだけなのです。

毎日、「事務所を綺麗にしなさい！」と部下に指示をしていた自分を、率先して事務所を綺麗に清掃する自分へと変えるのです。

いつも、妻に要望だけをしていた自分を、妻の要望を優先して聞いてあげる自分へと変えるのです。

すると、部下が事務所の清掃を始めだすことがあります。

妻が、こちらの要望を聞き入れてくれることがあります。

他人は変わりません。

けれど、自分を変えることはできます。

そのことで、他人が影響を受けて変わることがあります。

他人を無理に変えようとするよりも、自分自身が変わっていく。

自分にできることはそれだけです。

そして、他人が「私も変わりたい！」と思った時に、初めて支援することができる様になるのです。

ここでいう「変わる」とは、自分以外の何者かになることではありません。

“本来の自分に戻る”　“成長する”　といった意味です。

のどの渇いていない馬に、無理矢理に水を飲ませることはできません。

喉が渇けば、馬は自ら水を飲みに来ます。

まずは、自分の喉の渇きに気づいて、自分が水を飲みながら、今日も一日、楽しく挑戦していきましょう！

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