おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

「今の若い者は社員教育プログラムも整備された中で、会社から手厚くメンタルケアなどもされて、こんな過保護で大丈夫なのか？

　１～１０まで、手取り足取りゆっくり教えて！

　私の若かった頃は、誰も教えてくれない環境で、自分からガツガツ行動に移していったものなのに！

　どうも覇気がなくて、積極性にも欠ける！

　ケガをさせないというのは分かるが、少々ケガをする覚悟をもって仕事をしないと！」

そんなことを言う方がおられました。

私より先輩にあたる団塊の世代の方でした。

その世代の方は、会社で　“生き残ってきた世代”　なのでしょう。

同期の人数も多く、誰かが退職してもすぐに誰かが入社してくる。

周りはライバルばかりの状況。

売上を上げるために、夜も遅くまで仕事をして家庭サービスもままならず・・・・・

まさしくサバイバルな社会だったのだと思います。

そんな中で踏ん張り、生き残って来られたのだと思います。

だから現代の新入社員教育に関して、なまぬるいといった感覚があるのではないでしょうか？

現代は少子高齢化の時代です。

しかも、超高齢化社会です。

メインとなる働き手である若者の数が少ないのです。

社員の生き残りサバイバル状態だと社員が辞めていきます。

社員が辞めても、次に採用するのが難しい状況です。

そんな状況なので、入社してきた社員を育てる必要があるのですね。

かといって、手厚くし過ぎるのも問題があります。

それによって、優秀な若手社員が退職していくということが増えてきているそうです。

理由は、

・自分の成長が感じられない

・このまま居れば、社会で通用するスキルが身に付かないのではないかという不安

・何もチャレンジできず、新しい経験ができない

といったものです。

このまま会社にいると、１０年後、２０年後も今と同じレベルの自分がいるだけ。

その様に感じてしまうのでしょう。

人間には　“成長したいという欲求”　がありますからね。

安心・安全な環境だけでは物足りないということなのでしょう。

優しさの中にある緊張感。

緊張感の中にある優しさ。

そんなバランスが大切なのでしょうね。

あなたは社員教育に関して、どう考えていますか？

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株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）