社員研修ブログ(1156号)指導者失格②

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。


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前回の“指導者失格①”はこちら!

そこで初めて、部長は自分の指導方法について気づいたのでした。

これが営業をしたことのない新人に教えるのなら問題はなかっただろう。

何の疑問の無く言われたことを守ってくれたことだろう。

守破離の“守”をきっちりと守ってくれたことだろう。

・・・・・・・・・・

※守破離とは?

守破離(しゅ・は・り)とは、ものごとを学ぶ基本的な姿勢や取り組む順序を意味します。

元々は武道や茶道で用いられ、その後、学ぶ場ならどこでも、汎用的に使われるようになりました。

『守』 (しゅ)

師の教えを忠実に学び、その後の土台となる”基礎・基本”を固める。

『破』 (は)

鍛錬と経験を重ね、土台を守りつつも応用・改善をして”自己流”を加えていく。

『離』 (り)

それまでのものにとらわれず、”自分にしかできない境地”に達する。

・・・・・・・・・・

そして、基本が身に付けば自分なりの工夫をする様になり、守破離の“破”のレベルになったことだろう。

そして経験を積み、やがては自分オリジナルのやり方を構築し、守破離の“離”に到達したにちがいない。

今回のA君とB君は新人ではなく、既に守破離の“破”や“離”のレベルの営業マンだった。

部署の管理者となった時に、強みを活かしながらも弱いところを改善しようと考えていた自分の盲点だった。

彼らからすれば、ダメ出しを受ける度に自分を否定された様に感じていたのだ。

私はそれに気づかずに、自分のスキルを与えているのだと勘違いをしていたのだ。

結局、私は自分のコピーを作ろうとしていただけだった。

人はそれぞれ異なるのに、自分にとって最もいいやり方を他人に押し付けていただけだった。

彼らにとっても最もいいやり方だと決めつけて・・・・・

・・・・・・・・・・

部長は何とかB君を引き留めて、営業スキルの教育のやり方を全面的に見直すことにしたのです。

営業マンのそれぞれのレベルに応じて教え方を変えると共に、A君やB君レベルの営業マンには自由と責任を持ってもらうやり方に変えたのでした。

指導者失格のプロセスを経て、一人前の指導になっていくのですね。

あなたは独りよがりなダメ出しを出してはいませんか?

(つづく)

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株式会社シナジーアーク 代表取締役
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蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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