おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

「人は他人の決めたことには、必死になれないもんですね～！

　自分で決めたことだから、必死になれるのかもしれませんね～！」

先日、そんな話をしている時に若い頃の失敗を思い出しました。

私が２０代の頃です。

役職は主任くらいだったでしょうか・・・・・

当時の店長は、自由に色んな取り組みをさせてくれる店長でした。

企画と発想には自信があった私は、様々な提案をしました。

企画内容などはすべて自分で決め、店長からＯＫがでると他の社員へも伝えて取り組み始めました。

私は必死に取り組むのですが、他の社員は少し他人事の様な感じでした。

仕事として決まったことなんだから、取り組まないと駄目じゃないか！と腹立たしく思っていたものでした。

「ちゃんとやれよ！」

そんな言い方もしていたかもしれません。

店全体での取り組みですので、自分一人だけが動いても何も変わりません。

結局、その企画は失敗に終わったのですが、私は・・・・・

「他の社員が動かないから！」

という他責の気持ちしかありませんでした。

なんて嫌な同僚、上司なのでしょう！

当時の店長は、部下である私が必死に取り組める様に、多くのことを私に決めさせてくれていました。

なのに私は・・・・・同僚や部下の意見を入れることもなく、決めたことを　“させよう！”　としていただけだったのです。

リーダーとして大失敗です。

どうすれば良かったのか？

それは、あなたなら分かっていることでしょう。

野外研修での決め事もこれと同じです。

受講された方は、覚えていますでしょうか？

プログラムにはそれぞれルールはありますが・・・・・

研修全体でのグランドルール。

次のプログラムに挑戦する時に、どの様に取り組んでいくのか？

そういったものは、リーダーが一人で決めるのではなく、全員が意見を出し合って決めていきます。

もちろん、多数決も禁止です。

全員が納得して、腹に落ちたものでなければ決定しません。

だからこそ、そのルールや決めたことを、全員が意識して取り組むことができるのです。

野外研修は、手作りの研修だと言われます。

参加者一人ひとりが、研修を創っていくというイメージです。

そんな要素を、日常の中で再現することが大切なのかもしれません。

あなたは、部下に考えさせ、決めさせることをしていますか？

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株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）