元々モチベーションの低い人はいない①
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
ある店舗で、従業員のモチベーションが低いと悩んでいる店長がいました。
その店長のエピソードです。
店長自身はモチベーション高く、業務に就いているのですが、主任以下、全ての社員のモチベーションが低かったのです。
店長の心の中では、社員は指示した事柄もできない!と、怒りにも似た様な感情が生まれ始めてきていました。
いつしか主任がすべき業務まで、店長がする様になっていたのです。
店長は上司の部長に、愚痴にも似た様な発言をしだしました。
「言ったこともできない!」
「主体性がない!」
「モチベーションが低過ぎる!」
「覇気がない!」
そこで部長は、ある研修をすることにしたのです。
店長の思っている自分自身と社員たち。
社員たちの思っている自分自身と店長。
を、ポストイットを活用し、浮き彫りにしていったのです。
すると、そこには認識のギャップがあり、各々が各々のとらえ方をしているということが分かりました。
店長から見る社員たちは、先程も言った様に、“モチベーションが低い”というものです。
が、社員たちが見る自分自身は、“仕事を任せてもらえないので、フラストレーションが溜まっている”というものでした。
また、店長の思っている自分自身は、“一人で頑張って背中を見せているが、誰もついて来てくれずに苦労をしている”というものでしが・・・・・
社員たちが思っている店長は、“個人プレイが好きで、唯我独尊主義でチームワークを無視している”というものだったのです。
これはどちらが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではなくなってきたのです。
店長はその実態を知った時に、一人愕然とし、怒りと失望で言葉を失ってしまいました。
自分が青色に見えるものが、他人には赤く見えるものがある・・・・・
私より背の高い人は、私を背の低い人に見えるが、私より背の低い人からは、私は背の高い人に見える・・・・・
そんなことを考えながら、その研修は時間切れで一旦中止になったのです。
そして、終業後、店長は部長に尋ねました。
「何が間違ってたのでしょうか?」
あなたは何が間違っていたと推測しますか?
次回に続きたいと思います。
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)