自己変容の軌跡Vol.9
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
前回の「自己変容の軌跡 Vol.8」はこちら!
そんな生活をしていたので、私が自殺をするのではないか?と母親が心配していたのも分かる様な気がします。
そんな私は、もっと強くなりたい!という願望が湧いてきました。
元々、運動神経も良くなかったので、体を鍛えて強くなりたいという気持ちがあったのです。
そんなコンプレックスからか?ブルース・リーが大好きでした。
するとクラスメイトの一人が拳法の道場に通っていると聞き、私も通うことにしたのです。
この拳法との出会いもまた、私の人間形成に大きな影響を与えてくれるきっかけになると共に、今でもつき合いのある親友との絆を育んでくれるものになるのです。
そこは小さな町道場です。
元々は少林寺拳法だったのですが、師範が脱退をしてフルコンタクト系の拳法として道場を運営していたのです。
日本北禅拳法 求心会(にほんほくぜんけんぽう ぐしんかい)という団体でした。
といっても、小さな町道場ですからおじさんたちが健康増進のために・・・・・みたいな雰囲気でもありました。
その道場の師範が強くて強くて!
当時は30歳を超えたあたりだったと思いますが、この人はどうやったら負けるんだろう!と思っていました。
毎回、練習が終わると師範の法話があり、その教えに感動を覚えたものです。
その話を聞くと心が癒されていくのを感じました。
拳禅一如!
「体の修練は拳、精神の修練は禅、肉体と精神(心)は2つの様で実は一つ。
心と体は一体となっていなくてはならない!」
力愛不二
「愛や正義感があっても力が無ければ大切なものを守れない!
逆に力があっても、愛や信念が無ければ正しい道を歩めない!」
その様な話を聞いては、闘志を燃やす様になっていきました。
彼女と二人でいる時に暴漢に襲われた時にはどうするか?
最悪なのは、自分だけが逃げること。
次にましなのは、暴漢に立ち向かうが負けてしまうこと。
結局、彼女は傷ついてしまう。
そんな時にはどんな手を使ってでも、暴漢をやっつけること。
同じ年の門下生とこんな話ばかりしていました。
特に達人と呼ばれる人の武勇伝には心躍らされたものでした。
これで、私の精神も安定して平和に暮らせる様に・・・・・なることはありませんでした。
一つの希望というか、楽しみ、やり甲斐というのは感じられる様になりました。
何もなかった頃に比べると雲泥の差です。
が、まだまだ生きる意味を求めていました。
俺は生きている!というのを感じたくて仕方ありませんでした。
そして、私が拳法を通じて追い求めたのが、“自己効力感”を満たすことでした。
それはまた次回に!
(つづく)
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)