おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

組織内において、問題がないことが問題になっているケースが少なくありません。

幹部クラスが、社長に対して問題がないという報告をしていても、いざ、従業員ヒアリングをすると山の様に問題が出てくるのです。

社長も何となくおかしいと思っていたのでしょう。

従業員ヒアリングだけの依頼がくることも少なくありません。

“問題がないということは、問題を把握できていない！”

ということで、とても大きな問題なのです。

従業員が上司に対して、何も言わないのはなぜなのか？

部下が上司に隠し事をする理由は何なのか？

組織運営は人生と同じです。

問題がないことはありません。

問題がないと安穏としていると・・・・・恐いですね！

だから、問題があるということは問題ではないのです。

問題が水面下に沈まず把握できているのならば取り組むことができます。

問題に取り組んでいるのならば、それで良いのです。

膿が出ればいいのです。

膿が出ることによって、体は綺麗になっていくのですから。

組織の活性化のためには、現在溜まっている膿を出していかなくてはならないのです。

傷が増えることもあるでしょう。

けれど、その傷を治していく過程で組織は強くなっていくのです。

臭いものにふたをする様な対応は、やがてそれらは熟成していき、より大きな問題へと発展していくのです。

ある社長が、問題が挙がってこないことを嘆いていました。

従業員ヒアリングをした結果・・・・・

残念ながら、問題が挙がってこないのは・・・・・

問題が挙がってきた時に激怒して、その報告をしてきた幹部社員を激しく叱責するからだったのです。

悪い報告をしてきた社員を怒鳴りつける風土を、自らが作り出していたのです。

自分自身が一番の問題だったのです。

（もちろん、社員側には社員側の問題はありました！

　社長だけが悪いわけではありません！）

それに気づいた時・・・・・

残念ながら、それは「社員が悪い！」という判断をしてしまいました。

その後の取り組みを提案することもなく、私との関係は終わってしまいました・・・・・

何歳になろうと、どんな立場になろうと、自分の非を認められる存在でありたいと思いました。

あなたの周りの状況は、あなた自身が作り出しているのかもしれませんよ。

あなたは組織内の問題を把握していますか？

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株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）