おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

とある若き主任がいました。

その主任が部下に指示を出す時の口癖がありました。

それは、

「〇〇にせなかんから、〇〇にやってくれ！」

「会社からの指示で、やらなあかんからやってくれ！」

「会議で決まったから、□□にせなあかんから！」

という“しなければならないから”という言葉でした。

そう指示された部下たちが、その指示通りに動くのか？

というと指示通りに動いてくれない。

そんな状況で主任はスランプに陥ってしまったのです。

“自分は上司としてやっていけないのではないだろうか？”

といった悩みを抱え込んでしまったのです。

そんな主任に対しての店長がこんなアドバイスをしました。

「しなければならないことを言ってるだけでは、部下もアルバイトも、誰も動かないよ！

　自分がしたいことを伝えないと！

　その“したいこと”と、“しなければならないこと”が、重なった時に、店全体がチームになって動き出すことができるんだから！」

という内容の話を懇々としたそうです。

そのアドバイスによって、主任の働き方は大きく変わったそうです。

若き主任にとっては業務的なことではなく、自分の想いや感情を伝えることが大切ということが・・・・・「目から鱗・・・・・！」状態だったそうです。

人は業務で動くのではなく、人は人でしか動かないと悟ったそうです。(笑)

その時に主任が、

「自分のやりたいことってなんだろう・・・・」

と悩む方向に行かなくて良かったと店長が言っていました。

その若き主任も現在は店長になっており、当時の店長と同じことを部下に伝えているそうです。

「やらなあかんことをいくら言ったところで誰も真剣に取り組まんよ。

　お前のやりたいことは何や？

　そのやりたいことを熱く伝えるから共感してくれるんや。

　共感するからこそ、真剣に協力してくれるんや。

　人は人でしか動かんぞ！」

先人から受け取ったバトンを、部下たちにバトンタッチしているんですね！

大切なことですね。

バトンを一つ受け取れば、何人にでもそのバトンを渡していくことができます。

あなたは、受け取ったバトンを独り占めしていませんか？

後輩や部下たちに、どんどんバトンを渡していますか？

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株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）