第25回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<信頼される人になれ>
法則① 自分が自分の人生の主人公になる(自分に矢印を向ける)
自分が主人公
相手にフォーカスをして、すべてを相手の問題にしていると自分の人生を無駄にしてしまうことになります。
会社がこうだから仕方がない。
上司が悪いからこうしなければならない。
それは会社や上司、周りが自分の人生を決定していることになります。
自分の人生なのに、人生のイニシアティブは周りにある。
自分の人生なのに、周りが自分の人生の主人公である。
周りによって自分の人生が決められている。
ということになります。
そうではなく自分にフォーカスをすると、自分が自分の人生を生きることができます。
会社がこうだから、私はこうするぞ!
上司がそういう状態だから、私はこういう行動を取ろう!
それが自分自身で自分の人生を決定していることになるのです。
自分の人生のイニシアティブは自分にある。
自分が自分の人生の主人公である。
自分で自分の生き方を決めている。
ということになります。
自分にフォーカスをすることによって、自分が主人公になれるのです。
研修の受講生がこんな話をしてくれたことがありました。
彼は学生時代に飲食店でアルバイトをしていました。
学生気分そのままで、遅刻の常習犯でした。
一週間の半分以上は遅刻で、いつも先輩や社員の人から叱られていました。
しかし、店長は何も言いませんでした。
店長に注意をされた記憶がないのです。
当り前の様に遅刻をして、周りも叱り疲れてしまっていました。
そんな時に店長の横で仕事をしていたのですが、その時に店長がポツリとこう言いました。
「君がもっと早起きして、早く店に行きたい!って思える様な店作りができてないんやなあ・・・・・申し訳ないなあ・・・・・」と。
この言葉が胸にグサリと刺さったそうですよ。
彼は、その日からもう遅刻はしない!と心に誓ったそうです。
社会人となった現在は企業で働いているのですが、無遅刻無欠勤だそうです。
正直、アルバイト時代はそう誓った後、3回くらいは遅刻をしてしまったそうですが!(笑)
それでも週の半分を遅刻していた人間が、それ以後長い月日の中で3回しか遅刻をしなかったのです。
その店長、かっこいいですよね。
彼にフォーカスをするのではなく、自分にフォーカスをして、その気持ちを彼に伝えたのです。
その時に彼の店長への信頼度数がアップしたのでしょう。
この人にこんな想いをさせたくない。
悪いのは店長ではなくて遅刻をした自分なのに・・・・・
彼もまた、自分にフォーカスをして自分の人生の主人公になったのです。
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)