社員研修ブログ(753号)人に矢印を向けた時は・・・・・
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
上司として、部下の発言に対し、
「それは他責にしてるだけや!
もっと、自分自身に矢印を向けろ!」
という発言をすることがあります。
少し前の話ですが、ある会社では常に部下に対して・・・・・
「自分に矢印を向けろ!」
と言い続けている常務がいました。
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「自分に矢印を向けろ!」
と、相手に言っている時の自分自身は、その相手に矢印を向けています。
自分自身に矢印を向けていないのですね。
それを分かりつつ、その発言をしているのか?
分からないまま、その発言をしているのか?
これは似ている様ですが、部下の受け取り方はガラッと変わってきます。
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その会社では、問題提起をすると他責で物事を考えていると叱られる風土ができあがっていました。
それは悪いことではないのですが・・・・・本質的なことが理解されていませんでした。
・・・・・多くの部下たちは「自分が悪いんです!」という言葉をよく口にしていました。
そう言っておけば、常務から責められることはないからです。
誰もが自分が悪いということを原因にするため、その問題に関しては本当の意味での原因追求がされることなく、水面下に深く深く沈んでいってしまったのです。
そういった事態が発覚したのは、“常務の顔を見て仕事をする風土”を何とかしたいと、役員が動き出したからでした。
何をしたかというと・・・・・退職届を提出したのです。
なぜ、役員が退職をするのか?
という社長が疑問に思ったことで、事態が明るみになったのです。
その後は様々な組織改革が行われたのですが、ここでは割愛します。
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部下に矢印を向け、“自分に矢印を向けろ!”という言葉で、部下の口を塞いでいることはありませんか?
人差し指で相手を指差した時は、中指・薬指・小指は自分の方を向いていることに気づきながら発言していますか?
あなたの職場の問題は明るみになっていますか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)