社員研修ブログ（９５５号）心、穏やかに・・・・・

第１１７回　心のビタミン剤です。

心、穏やかに生きていきたいのならば、何かを期待することをやめましょう。

例えば・・・・・

ある人のために、自分が苦労をして何かを手伝ったとします。

その時に、その人に見返りを求めると、心が辛くなります。

「これだけのことをしてあげたのに、どうして？私に何もしてくれないのだろう！」

「あの人は人の恩を何だと思っているのだろう！」

「信用できない人間だな！」

自分が手伝うという選択をしたのに関わらず、矢印をその人に向けて苦しくなってしまいます。

それは、自分の心が見返りを求めているからです。

部下の教育も同じです。

「これだけ教えたのに、なぜ？成長しないのだ！」

それは、成長という見返りを求めているからです。

知っていますか？

世の中で腹が立つことの多くは、自分の思った様にならない時です。

車の運転をしていて、前の車がノロノロと走っていてイライラとする。

それは、自分が前の車が早く走ってくれることにより、自分も早く走りたいという、見返りではないですが、無意識に望んでいるものです。

それが望んだ様にならないから、心が穏やかでなくなるのです。

満員電車に乗っていて、イライラするのも同じです。

空いている電車に乗って、できればシートに座って楽をしたいと望んでいるのです。

前の車が、どんなスピードで走るのかは、前の車の自由なのです。

その電車に誰が乗るのかも、それぞれの自由なのです。

だから、“望まない！”ということが、心、穏やかに生きていくための心構えなのです。

特に、見返りの部分は大きいと思います。

「これだけしたのだから、契約してくれるだろう。」

「これだけ尽くしたのだから、相手も同じだけ尽くしてくれるだろう。」

そんなことを望まず、自分のために行動を起こしていきましょう。

そうすることで、その人かもしれないし、そうでない人かもしれないですが、自分のために何かをしてくれる人が現れます。

その時には、その人に感謝して、その恩を返していきましょう。

その時にも、何の見返りを求めずに。

何の見返りをも求めない人生は、心、穏やかなものなのです。

そんな穏やかな人生を送るために、今日も一日、楽しく挑戦していきましょう！

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