社員研修ブログ(994号)日本人の悪い習慣?
ある外国語教師の方がこんな話をしていました。
「英語の勉強を始めたとするでしょ。
その時の日本人の悪い習慣なのですが・・・・・
まだ、英語の勉強をして間もない時に、目の前にアメリカ人がいたとするでしょ。
それは話をするチャンスなのです。
話してみる様に促すのですが・・・・・
“まだ、勉強を始めたばかりなんで・・・・・”
“私なんて、まだまだ話せないんで・・・・・”
と、遠慮して話をしないのです。
話せる様になってから、話をするつもりなのですよ。
話しながら、話せる様になっていくのですけどね・・・・・
その姿勢だと、話せる様になるのは難しくなるばかりです」
どう思われますか?
謙虚と言えば謙虚な日本人なのですけどね。
これって、仕事の場面でも見掛けることがありませんか?
プロジェクトのリーダーに選抜された時に・・・・・
「私には無理ですよ・・・・・」
「もっと成長すればやりたいんですけど・・・・・」
「私にはまだ早いと思うので・・・・・」
成長するために会社は選抜してくれているのに、辞退をしてくる社員もいるのです。
せっかくの成長の機会を棒に振って、どこで成長するつもりなのでしょうか?
プロジェクトリーダーをそんな後ろ向きな社員にさせられないので、嫌がる人には無理強いはしませんが・・・・・
無理かどうかはやってみないと分かりません。
まして、多くの上司が支援する側に回るので、無理という結果は出にくいのですが・・・・・
昇格転勤を促す時にも・・・・・
「まだ、それはできないんで・・・・・」
「その経験はまだないんで・・・・・」
「できる様になったらやります。」
みたいな発言をする人もいます。
経験がないから経験をするのです。
できる様になるために取り組むのです。
取り組む前にできる様になることはありませんからね。
日本人の悪い習慣でしょうか?
あなたのチームのメンバーは、そういう日本人っぽい習慣を、何もしない言い訳に使っていませんか?
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蔀 晋輔(しとみ しんすけ)