第5回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
信頼できる仲間ならどんな仕事でもできる。
信頼できる仲間となら、どんなハードな仕事でもできる。
私はそう思っています。
学生時代にしていたアルバイトでもそうです。
ゴミ屋敷のゴミの回収で、犬や猫の糞にまみれながら、ゴミの分別を行い・・・・・
ゴミの搬出の時には大雨が降り、しかも一軒家の3階から1階まで往復して運び、まるで運動部のトレーニングの様でした。
「もうしんどい!」とは思いましたが、信頼し合った仲間との仕事だったのでメンタル的には平気でした。
仕事が終わってから・・・・・
「今日は最悪やったな!もう足がパンパンや!」と言いながら、楽しく働けたものでした。
社会人になってからもそうです。
新店のグランドオープンの時などは、連日の徹夜続きに現場は目が回る様な忙しさ。
寝不足で食事を口に入れたまま、食べることも忘れて眠ってしまう様な極限状態。
それでも信頼し合った仲間だったので、メンタル的には平気でした。
その時代を過ぎると・・・・・
「あの時には死ぬかと思うくらいしんどかったけど、今となってはあの時が一番楽しかったな! 懐かしいよな!」
なんて、良い思い出になるものです。
逆に、信頼関係のない相手との仕事は、どんなに楽な仕事でも苦になるものです。
これも学生の頃、建築の図面などをコピーするアルバイトをしていました。
注文の電話が入ると原稿をもらいに行き、それを持ち帰り加工をして、再度持って行くという簡単な仕事です。
しかし、そのメンバー間での信頼関係はありませんでした。
人間関係に問題があったのです。
毎日イライラとし、ケンカ寸前のこともしばしば。
楽で面白味のある業務なのですが、会社そのものが苦痛になってしまったのです。
そして退職。 私もやはり、人間関係を理由に仕事を変えた経験をしているのです。
学生時代のアルバイトもよく考えると、目的があって退職する時以外は、本当に人間関係が理由で辞めていました。
ということは、やはり自社でイキイキと働くためには人間関係や信頼関係、すなわちラポールの形成が大切だということではないでしょうか?
「なぜ?この仕事ができないのか?」 そう思う前に、チーム内のラポールが形成されているのか?
それが先に取り組むべきことなのかもしれません。
(つづく)