第18回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<信頼される人になれ>
信頼蓄積理論(信頼ポイント)という考え方②
前回からの続きです。
今回は、具体的な話をしていきましょう。
あなたが遅刻をして出勤をしてきたとしましょう。
少しお寝坊をして遅れてしまったのです。
その時に叱られました。
叱ったのはあなたが尊敬する上司です。
信頼ポイントが高く、この人について行こう!と強く思っている上司です。
少しきつい口調で、
「最近、気がたるんでるんやないか!みんなに迷惑掛かってるやろ!気をつけろよ!」
と指摘されました。
あなたはどう感じますか?
信頼ポイントの高い尊敬する上司です。
きっと、「やってしまった・・・・・今度から気をつけよう!」
そう思うのではないでしょうか?
アドバイスをしてくれた。
私のために言いにくいことを言ってくれた。
申し訳ない。
そう感じると思います。
次に、同じ様に遅刻をしまった時に、ある上司に叱られました。
しかし、その上司の信頼ポイントはマイナスです。
尊敬どころか不信感を抱いています。
隙があればさぼろうとし、ミスがあれば部下の責任にする様な上司です。
あなたはまったく信頼していないその上司に、前記と同じ様に少しきつい口調で、
「最近、気がたるんでるんやないか!みんなに迷惑掛かってるやろ!気をつけろよ!」
と指摘されました。
その時にどう感じますか?
「あんたに言われたくないよ!」
「あんたも無断でいなくなったり、平気で遅刻をするくせに!」
「悪いのは分かってるけど、あんたにそれを言う資格はないよ!」
なんて感じるのではありませんか?
不思議ですね。
同じことを同じ口調で指摘されたのに、片方はアドバイスだと素直に受け取り、片方は気分が悪く逆切れしてしまいそうになる。
それはなぜなのか?
それは、次回お話ししたいと思います。