第68回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<共感される人になれ>
自分を好きな人
“自分を好きな人”と反対の“自分が嫌いな人”もいると思います。
自分の嫌いな人にはどんな傾向があるのでしょうか?
自分の嫌いな人は、完璧主義に近い人が多い様に見受けられます。
0点か100点。
100点でなければ0点と同じだ。
という様な心理作用です。
90点の自分に不満を抱いてしまうのです。
なぜ?100点を取れないのか?
自分に厳しいのです。
そして同時に他人にも厳しくなりがちです。
なぜ?これくらい100点が取れないのか?
完璧にできないのか?
そして、90点を取った部下を褒めるどころか駄目出しをしてしまう。
他人のことも好きになれない。
よく言われませんか?
自分を好きになれない人は、他人を好きになれない!って。
自分に厳しいということは悪いことではありません。
ただ、完璧な人間がいないのも事実です。
そんな完璧ではない自分を許すこと。
それも大切なのではないでしょうか?
では、自分を許すこととは、どういうことなのでしょうか?
それは自分自身を受け入れることになります。
できなかった自分を受け入れる。
失敗してしまった自分を受け入れる。
弱い自分を受け入れる。
完璧ではない自分を受け入れる。
自分の短所を受け入れる。
だからこそ、他人も受け入れられる様になるのです。
他人に完璧を求めない様になれていくのです。
それは傷の舐め合いをしようということではありません。
短所は短所として受け入れて、そこから始めましょう!ということです。
自分にはこういう良くない一面がある。
それを客観的に見つめながら、自分の行動を成長させれば良いだけのことですから。
何かを始めたけれど、いつもの様に三日坊主で終わってしまった。
そんな三日坊主の自分だけど、またそこから始めてみようよ!
三日坊主を10回続ければ一ヶ月続いたことになります。
120回続けると、約一年続けたことになりますから。
そのためには、三日坊主の自分を受け入れることです。
それができれば、誰かが三日坊主だったとしても責める気持ちは湧いてきません。
あなたも私と同じ三日坊主なんですね。
じゃあ、そこから始めましょうよ!ということです。
受け入れるとは、正しいとか間違い、良いとか悪いで判断しないことです。
正しいや間違い、良いも悪いもなければ、自分を許せる様になってきませんか?
自分を許せば、自分のことが好きになれていきます。
自分を嫌っている人は楽しそうではないので人は寄って来ません。
自分が好きな人は楽しそうなので人も寄ってくるのです。
それが共感につながっていくのだと思います。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)